着物でお宮参りしたい!完母ママの夢を叶えるために必要な準備とコツ
お宮参りで着物を着ることを夢見るママ。
それでも、授乳や赤ちゃんのお世話を考えると、完全母乳であればなおさら着物を着ることを諦める方は多いですよね。
でも、諦めるのはちょっと待ってください!
完母育児でありながら着物でのお宮参りを実現させるための方法があります!少し時間はかかりますが、家族の協力も得ながらステップを進めていけば必ず実現できます。
ここでは、完母ママが着物でのお宮参りを実現するために絶対にクリアすべき3つの条件、成功させるためのコツやスケジュールの組み方を解説していきます。また先輩ママの体験談も紹介しますので参考にしてください。
産前の方は産後すぐから初めていただき、これからプランを立てる方は今から是非実施してみてください。
こんなに素晴らしい日本の伝統行事なんですから、是非夢を叶えて素敵な思い出を作りましょう!
1. 完母ママが着物でお宮参りを実現する為の3つの条件
完母ママが着物でお宮参りを実現するために、クリアすべき絶対条件が3つあります。
1つ目は哺乳瓶で授乳ができること。2つ目はママの体調がよいこと。そして3つ目は心強いサポーターがいること。この1つでもクリアできな場合、完母ママが着物でお宮参りにのぞむことは難しいでしょう。
それでは、この3つの条件について詳しく解説していきます。
1-1. 哺乳瓶での授乳ができるようになること
着付けが自分でできる、または、着付けできる方が同行しているという状況以外は、着物での直接授乳はできないと考えましょう。着物を着たまま脇から授乳する方法もありますが、普段から着慣れていない上に、いつもと違う姿勢での授乳は難しく現実的ではありません。
では、どのように授乳をするのか…。
それは「さく乳」です。
お宮参りには事前にさく乳した母乳を持参しましょう。
そのためには、赤ちゃんが哺乳瓶で飲めるようになることが絶対条件。母乳育児で着物を着たいと考えているなら、早いうちから哺乳瓶に慣らしておきましょう。
生後1ヵ月くらいで哺乳瓶を拒絶するようになってしまった!という声も聞きますので、哺乳瓶に慣れさせておくことは非常に大切です。
赤ちゃんがママからの母乳でしかミルクが飲めない場合は、授乳ができません。着物は諦めましょう。
1-2. 産後の体調が順調に回復していること
お宮参りの絶対条件は、ママと赤ちゃんの体調を第一に考えて実施すること。絶対に無理をしてはいけません。
慣れない着物を着るということは、通常の体であってもとても疲れるものです。産後ママならばなおさら、体が順調に回復していることが必須です。
体調に問題がないとしても、途中でつらくなった時にはしっかり休憩をとったり早めに帰宅するなど、体調をみながら臨機応変に対応しましょう。
1-3. ママと赤ちゃんのサポートがしっかりできること
ママが着物を着た状態で赤ちゃんを抱っこしたり荷物を持つことは不可能と言ってもいいでしょう。
赤ちゃんのお世話や身の回りの準備、写真撮影や手続きなどの全てをパパ一人で担えるのか、よくシュミレーションしてみましょう。
できれば、赤ちゃんのお世話を中心にサポートしてもらえるご家族や知人の方に同行してもらうことをおすすめします。
パパ以外のサポーターに赤ちゃんのお世話をお願いできれば、パパもフットワークよく動くことができます。また家族写真を撮ってもらうことができるのも大きめメリットですよ。
同行できそうなご家族がいれば是非手伝ってもらいましょう!
2. 着物でのお宮参りを成功させるためのコツ
3つの条件がクリアしたら、次は当日をいかにスムーズにお宮参りを進行させるか、成功させるためのコツや事前準備について解説してきます。用意周到で当日を迎えましょう!
2-1. ママの体調の回復をみてスケジュールを決める
お宮参りは基本は産後1ヵ月頃に行うことが多いですが、一般的には生後6ヵ月頃までに行うとも言われています。実施時期はあくまでも目安で絶対的な決まりがありません。生後1ヶ月に固執せず、ママと赤ちゃんの体調を一番に考えて、無理のないスケジュールを組みましょう。
2-2. できるだけ家から近い神社を選ぶ
着物姿で小さな赤ちゃんを連れ、公共交通機関を使っての長距離移動は現実的ではありません。
完母ママの着物でのお宮参りは、体の負担を考慮し少しでも早く済ませることが大切。
自宅(または実家など)の近くでのお宮参りなら、何かあった時でもすぐに自宅に戻って体制を立て直すこともできますよね。つらくなったらすぐに着替えることもできるので安心です。
参拝先はできるだけ家から近い神社を選びましょう。
2-3. 着付けからヘアメイクは一括して時短しよう
着付けとヘアメイクは一括して美容院にお願いしてしまいましょう。
完母の場合はママの体のタイムリミットがあります。美容院には事前に着付け~ヘアメイクまで1時間以内でやってもらえるよう相談してみてください。
ヘアメイクはご自身でできるのなら、着付けは出張サービスを依頼するのもおすすめです。自宅に着てもらえるなら授乳スケジュールにも余裕ができて時短には最適ですよ!
2-4. 赤ちゃんの衣装の準備を万全にする
衣装をレンタルする場合は早めに確保しておきましょう。
直前になると希望する色柄の着物が用意できないこともあるので、お宮参りの1ヵ月位前に予約ができると安心ですね。
着物の場合、神社に着いてから掛け方がわからない!と慌てることがないよう、必ず事前に練習をしておきましょう。
着物の掛け方をマスターするのはママではありません。パパ(もしくは同行のご家族)ができるように練習してください。ママは赤ちゃんを抱っこするのですから自分で着物を掛けることはできませんよね。必ず付き添いの方が着せてあげられるようマスターしてください。
練習が終わったら、着物はハンガーにかけてこもっている湿気を取るため半日程風通しをしておきましょう。
赤ちゃんにベビードレスを着せる場合は、着替えのタイミングも事前に考えておきましょう。ミルクの吐き戻しなどでせっかくの衣装が汚れてしまうことがないよう準備していきましょう。
▼ お宮参りの着物の着せ方はこちらから
簡単・綺麗に着られるお宮参り着物の着せ方【イラスト・動画付き】
2-5. 当日の持ち物の準備を万全にする
美容院で着付けをする場合、事前に美容院へ着物と小物一式を持って行き、必要な物が全て揃っているか確認してもらうと安心です。
当日の朝はママの着付けや赤ちゃんの着替えなどでバタバタしますので、持ち物は前日までにしっかりと準備を整えましょう。衣装や着替え、ミルクやオムツなどの赤ちゃん用品、念のためママの着替えもあると安心ですね。カメラやビデオ、充電のチェックも忘れずに!
また、神社でご祈祷をお願いする場合は初穂料(玉串料)を納めます。予約をする際に金額を確認し、のし袋に入れて用意します。神社に着いたら受付の際にのし袋を渡しましょう。
▼ 初穂料について詳しくはこちらの記事で
のし袋や封筒の書き方
2-6. パパ一人でも赤ちゃんのお世話ができること
ママが美容院へ行っている間に赤ちゃんのお世話をしていてくれる人がいることは必須です。
普段からパパ一人でも赤ちゃんのお世話ができるように慣れていてもらうことが重要となります。安心して任せることができれば、ママもお宮参りの準備に没頭することができますよね。
パパ一人で不安な場合は、ご家族の応援を頼んで、お宮参り中の赤ちゃんのお世話もパパまたはご家族に託せるサポート体制をつくっておきましょう。
2-7. 赤ちゃんの授乳スケジュールを組んでおく
着付け後は直接授乳ができないため、授乳のタイミングはとても重要です。少しでも長くママの体をもたせるためにも着付け直前に授乳をするのがポイント。この授乳時間を起点にお宮参り終了までの授乳タイムをいつにするのかを考えていきます。また、搾乳したミルクを用意する必要もあるため、前日の授乳も計画的に実施していきましょう。
参拝に行く神社に控室があるか、おむつ替えや授乳できるスペースがあるかなども事前に確認しておくようにしましょう。
2-8. できるだけ空いている日を選ぶ
お日柄の良い週末は、婚礼や七五三などの行事も行われ、神社は多くの人で賑わいます。
お日柄を選んでお宮参りをしたいという気持ちはわかりますが、実は六曜(ろくよう)とお宮参りは全く関係ありません。お宮参りが仏滅になってしまった場合でも、基本的には気にしなくて大丈夫です。
混雑した中での着物でのお宮参りはとても大変です。できるだけ空いている気候のいい日にお宮参りをしたいもの。ご家族の予定があえば、ゆったりお参りできる平日を選んでみてはいかがでしょうか。
▼ 六曜について詳しくはこちらの記事で
「六曜」の大安の日、仏滅の日は気にしなくて大丈夫!
2-9. 撮影時間の確保が不要な出張撮影がおすすめ!
せっかく着物を着てお宮参りをするのですから、素敵な家族写真を撮っておきたいですよね。
時間に制限のある完母ママの着物お宮参りなら「出張撮影」がおすすめ!
出張撮影のメリットは何といっても『時短』できること!
神社到着からカメラマンが付いてずっと撮影してくれます。ご祈祷までの待ち時間や後の時間を利用して、家族写真を撮影してくれます。神社にいる間に撮影が同時進行してしまう合理的なシステムが最高ですね!
出張撮影の醍醐味は、自然光の中で飾らない自然な笑顔が写真に納められること。是非素敵な思い出をたくさん残してくださいね。
▼ 出張撮影のリアルな様子はこちらの記事でご覧いただけます
お宮参り出張撮影密着レポ!レンタル着物とベビードレスで最高の一日を
3. お宮参りで着物を着た先輩ママの体験談
3-1. 着付け出張サービスを利用!直前まで授乳できてよかった!
12月生まれのため赤ちゃんの体調も考え、少し暖かくなってからの3月にお宮参りをしました。両家の両親を呼ぶため場所は私たちの自宅近くの神社ですることに。
授乳ワンピースを購入することに躊躇して、悩んだ末に母の着物を着ることにしました。
美容院に着付けの予約を入れましたが、来店は難しいと思いなおし、急遽着付け出張サービスを依頼しました。
ささっと手際よく短時間で着付けしていただき、着付けを始めるギリギリまで授乳できて安心でした。何よりも赤ちゃんがいる状態で着付けをしてたので赤ちゃんも始終ご機嫌でいてくれました。
一つ後悔したことといえば、出産前にバッサリと髪の毛を切ってしまったために、ヘアセットに時間がかかってしまったこと。
出産前にお宮参りでは着物を着ると事前に決めていれば髪の毛は切らなかったのにと何事も事前に予定を立てておくのが大事だと反省しました。
後悔したのはこの1点だけで後は本当に楽しいお宮参りでした。
3-2. お宮参りに着物を着るのが前からの夢でした
産前は大丈夫だろうと思っていましたが、いざ、出産すると産後は想像以上に大変な日々。
完全母乳で育てたいというのもあり授乳を考えると、とても着物は無理かなと思ったのですが、完母の場合、搾乳をして哺乳瓶で授乳すればいいという事を知りました。
そこで、搾乳と哺乳瓶での授乳を日々に取り入れるようにしました。
当日は、ミルクを搾乳して少し多めに準備、着付けに行く前に直接授乳をしっかりしました。お宮参り中には一度哺乳瓶で授乳をして、無事に帰宅することができました。
完母の場合、母乳が張ってしまうので長時間は難しいですが、搾乳と哺乳瓶の授乳で何とかクリアできると思います。
着物を着たい!というママは、諦めずにチャレンジしてください!素敵な思い出になりますよ。
3-3. 着付けからお参りまで全てを短時間で!
生後2ヶ月でお宮参りをしました。夫と実母が参列しました。
持っていた着物を母が着付けしてくれて、家の近くの神社でご祈祷しました。
完母だったので短時間で済ませることを第一に考えました。着付け前にしっかり授乳をして、結果、着付けから帰宅まで2時間弱で終えました。
途中で授乳の必要もなくなんとかクリアできてホッとしたのを思い出します。
母が着付けができたので、着物で授乳することになっても直してもらえる安心があったので、着物を着ましたが、母がいなければ洋装にしたと思います。
4. オススメの最短タイムスケジュール
完母ママの着物でのお宮参りは、いかに時間を上手に使うかが成功の鍵!
余裕を持ったスケジューリングでありながら時短できる一日のスケジュールを仮に立ててみました。
前日 | |
搾乳をして授乳準備をしておきましょう | |
当日 | |
7:00 | 授乳 |
7:30 | 自宅出発、美容院へ |
8:00 | ヘアメイク、着付けスタート |
9:00 | 赤ちゃんを連れた家族が美容院へお迎え |
9:30 | 神社到着、祈祷受付。おむつ替え、授乳など |
10:00 | ご祈祷 |
10:30 | 境内で撮影タイム |
11:00 | 神社出発 |
11:30 | 帰宅/食事会/撮影スタジオへ移動など |
▼ お宮参り一日の流れについて詳しくはこちらの記事で
お宮参り・記念撮影・食事会までの基本的な流れと段取りのポイント
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
お宮参りの主役はあくまでも赤ちゃんですが、ママもお洒落をして万全を期して臨みたい!と思っても当然です!
着物を着て素敵な記念を残したい!赤ちゃんに合わせて私も着物を着たい!という夢があるなら、是非その夢を叶えましょう!
完母であればもちろん着物を着るには色々と準備と覚悟がいりますが、一生に一度しかない大切な行事です。後悔のないよう素敵な思い出をつくりましょう。
ママと赤ちゃん、そしてご家族全員にとって素敵な1日になるように願っています!
※記事内容は2021年12月現在の情報です。
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