【お宮参り男の子】着物選びで知っておきたい柄の種類や家紋の入れ方

お宮参り着物男の子タイトル

お宮参りの着物(産着)選び、普段着ることのない着物を選ぶのは、とても難しいですよね。数あるデザインから一枚を選ぶとなると、何から決めたらいいのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。お宮参りの衣装は、デザインだけでなく素材や装飾の違い、絵柄に意味もあり、実はとても奥がとても深いものなんです。

そこで今回はお宮参りの着物選びで知っておきたい3つのポイントとともに、男の子の着物で重要となる家紋についてのアレコレ、着物の準備方法を合わせてご紹介します。お宮参り衣装の基本を知って、着物選びをもっともっと楽しみましょう!

1. お宮参り衣装 男の子の着物の選び方 知っておきたい3つポイント

力強いデザインが印象的な男の子のお宮参り衣装。背中には、鷹や兜などの絵柄が大きく描かれています。カラーは黒や紺色をベースに、華やかでおめでたい金色なども多く使われ見ごたえのあるデザインばかりです。ここでは男の子の衣装の代表的なデザイン、着物に施されている絵柄の意味、着物の生地や加工についてを着物選びの3つのポイントとしてご紹介します。

1-1. 選び方のポイント1:伝統的なデザインが人気!男の子におすすめの着物12選

男の子の着物に多く施されているのが「鷹」と「兜」。どちらも勇ましく迫力のある男らしい絵柄です。地色に用いられるのは黒、濃紺がもっとも多く、他にも緑やグレー、青や白など明るいカラーもありますが、やはり一番の人気は黒、続いて濃紺、ベーシックで伝統的なデザインを好まれる方が多いようです。同じ地色でも絵柄や施されるカラーによっても雰囲気が大きく変わってきますので、色々と見てみましょう。まずは、ナイスベビーラボおすすめの着物12選を紹介しますので、デザインや雰囲気の違いなど参考にしてくださいね。

1-2. 選び方のポイント2:絵柄の意味を知ると着物選びはもっと楽しくなる

男の子の着物は主役の絵柄として鷹と兜が描かれているものが多く見られます。メインの柄の周りにも複数の絵柄や模様がデザインされており、見比べてみると同じような絵柄が使われていることに気がつきます。なぜこれらの絵柄が多く使われいるのか、その意味や由来について少し掘り下げていきたいと思います。絵柄の意味を知って、デザインだけではない違った角度からの着物を選びをしてみてはいかがでしょうか。

1-3. 選び方のポイント3:着物の生地や加工法を比べてみよう

デザインのいろいろ、絵柄の意味合いに続いて知っておきたいポイントは、着物の生地や加工について。同じ黒でも生地によって雰囲気が大きく変わってきます。特に希少な職人技の加工は、最近の着物では出会えなかったりするものが、レンタルにはあったりするので、こちらも是非触れておきたいポイントです。

◎ 生地

着物の生地は正絹が一般的です。正絹の中でも光沢のある綸子(りんず)や、しっかりした生地の縮緬(ちりめん)など、織り方の違いで風合いが異なります。お手入れは大変ですが、年月とともに生まれる着物の味や、代々引き継いでいける素晴らしさがあります。
また、ポリエルテルなどの化繊の着物は、お手頃な価格、お手入れのしやすさから人気があります。近年では製造技術の進歩で一瞬みただけでは正絹と区別がつないものも多くなってきました。

正絹と化繊、ご予算や状況に応じて選んでいただければと思いますが、やはり正絹の品格と重厚感は化繊では表せないものがあります。ここは是非、正絹の着物を選んでいただくことをおすすめします。

◎ 地紋

生地には地紋といって、全体にうっすら柄が施されたものがあります。最近の着物には地紋のないさらっとしたものが多いですが、レンタルなどで出会える昔の着物には、地紋のある着物が多くあります。光の加減で色合いが変わってみえたり、地紋の有無で風合いも違いますので注目してみてくださいね。

◎ 染め

着物の染色技法で代表的なのが「友禅染め」で、大きくは「手描き友禅」と「型友禅」の2つに分けれらます。「手描き友禅」は職人の手により一つ一つ模様を描き染めていく手法です。「型友禅」は模様の型を使って染めていきます。色ごとに型を変え何度も染めの作業を行い、模様を完成させいきます。手描き友禅同様に熟練の技が必要となる技法です。

◎ 刺繍

お宮参り男の子着物 加工 刺繍
鷹の総刺繍

多く用いられる加工が刺繍です。着物選びのポイントとしてはわかりやすく、刺繍の有無で着物の品格も大きく変わってきます。絵柄の縁に施されることが多いですが、メインの絵柄全てが刺繍で描かれている総刺繍は、迫力がありその美しさは格別でとても印象的です。

◎ 絞り

お宮参り男の子着物 加工 絞り

お宮参りの着物では女の子用に多く使われる絞り加工。鹿の子絞りや桶絞りなどが代表的な技法です。絞り加工が施されることでふんわりとした優しい風合いが出るのが特徴です。

◎ 金彩加工

お宮参り男の子着物 加工 金彩3

金や銀を使った装飾で着物の染めを引き立て、より華やかにしてくれる金彩加工。摺箔、金くくり、押し箔、盛り上げ、たたきなど様々な技法があります。同じ金や銀でも色や種類も異なりますので、細かな部分までじっくり見るのも楽しいかと思います。

◎ 夏用の着物「絽(ろ)」

夏用のお宮参り衣装として使われる代表的な素材が「絽(ろ)」。縦糸と横糸をからませる「からみ織」と「平織り」を組み合わせて織ることで、レース状の透け感のある生地ができあがります。独特の線状の模様が特徴的で、高い通気性を備えた心地よい着心地の夏の着物です。

季節に合わせて選べる!デザインも種類も豊富なベビードレス

お宮参りの着物を選んだけど、赤ちゃんには何を着せたらいいの?と疑問に思う方も多いはず。せっかくの記念行事、赤ちゃんにはベビードレスを用意してはいかがですか?
セレモニー感たっぷりのドレス以外にも、ロンパースにショート丈のオーバードレスがついたセット、お手持ちのロンパースや肌着の上に着せるエプロン式の簡易ドレス、ちょっとおしゃれなローパースなど種類も豊富なので、季節や好みに合わせて選んでみてくださいね。

2. お宮参り衣装・男の子の着物に家紋を入れるワケ

男の子の着物に関しては家紋を入れるのが一般的です。
家紋は、いわゆる家のロゴマーク。家紋をつけることで、その家族の一員であることを示します。昔はその着物を着た人がどこの家の人であるのか、家紋を見ればわかったということです。冠婚葬祭で着る着物には必ず家紋が入っており、家紋が入ることで着物の格も上がるといわれています。

2-1. 家紋はこう入れる!家紋の入れ方の基本

家紋を入れる部分にはあらかじめ「石持(こくもち)」と呼ばれる白い丸が入っています。この部分に紋を描き仕上げます。男の子のお宮参りの着物には、紺色や茶色の石持を入れた着物もあります。
お宮参りの着物に家紋を入れることは必須ではありません。家紋なしで着られるように石持(白い丸)のない着物も多いですが、せっかくの日本の伝統行事ですので、是非入れていただくことをおすすめします。

2-1-1. 男の子の着物には五つ紋を

家紋を入れる場所は背中、両後ろ袖(左右)、両胸(左右)の五か所にあります。

  • 五つ紋:背中中央、両後ろ袖(左右)、両胸(左右)
  • 三つ紋:背中中央、両後ろ袖(左右)又は、両胸(左右)]
  • 一つ紋:背中中央

男の人は五つ紋を入れるため、お宮参りの男の子の着物にも五つ紋を入れるのが一般的です。女の子の衣装に入れる場合は、背中に入れる一つ紋が一般的です。

家紋の入れる位置 五つ紋

2-1-2. 家紋の入れ方・加工方法

家紋には3通りの入れ方があります。「刷り家紋」は染料を生地に直接プリントします。「刺繍紋」はその名の通り刺繍で家紋を描きます。「貼り付け家紋」はシールタイプのものを一時的に貼り付けるもの。レンタル衣装で用いられる加工です。

2-2. 母方、父方、どちらの家紋を入れたらいい?

家紋は母方と父方どちらを入れるかについては諸説あり、これが正しいとは一概には言い切れません。一般的にはご家族の姓の家紋を入れる場合が多いようですが、男の子には父方の家紋を、女の子には母方の家紋という風習もありますし、準備した家の家紋を入れるなどもあり様々です。入れる際には、地域の風習やご家庭の考えを確認されることをおすすめします。

家紋が変わったら入れ替えサービスを利用しよう!

お下がりの着物など家紋が違っていたり、代々受け継がれてきた着物で家紋の状態がよくないなど気になる場合には、家紋を入れ直すことができます。
呉服店や専門のクリーニング店等で入れ替えサービスを行っている店がありますので、大切なお着物のお手入れとしてサービスを頼んでみてはいかがでしょうか。

2-3. 困った!!家紋がわからない!そんな時に誰でも使える家紋がコレ!

家紋を入れたいけど、家紋がわからない…。いきなり家紋を調べるといってもそう簡単なことではありません。仕方がない、家紋は諦めよう、と思ってる方、まだ諦めてはいけません!
実は、そんな時のために誰でも使える定番の家紋というのがあるんです。レンタルではよく使われる家紋で、男の子の着物には「丸に違い鷹の羽」、女の着物には「五三桐」という家紋を使います。

3. 購入でも!レンタルでも!自由に選べる今ドキのお宮参り衣装

お宮参りの着物は誰が用意するの?
衣装は「母方が用意するもの」と一般的には言われていますが、この風習もやはり地域や家庭により異なります。昔の習わしにとらわれる必要は全くありませんので、準備したい方がご予算に合わせた準備の方法を選ばれてはいかがでしょうか。

3-1. じっくり選ぶこだわり派は購入で!

こだわり派のママパパ、孫のために是非買ってあげたい!という家庭も多いことと思います。少し高めでもよい着物を選べば、お子さんに着せた着物を、将来はお孫さんへと代々受け継ぐことができます。また、祝い着は、お宮参りのための着物ではありますが、七五三の着物としてお直しをすることもできます。小さな赤ちゃんが、数年後は成長した姿でまたこの着物を着るなんて、とっても素敵ですよね!

3-2. 選択肢がいっぱい!楽しく選ぶならレンタルで!

お宮参り衣装はレンタルが人気です。手頃な価格で、デザインも豊富、何より手入れも不要でお手軽なのが魅力!実は、レンタル衣装、昔の良質な着物の取扱いも多く、購入ではとても手が出せない代物を着ることができるんです。デザインや加工など自分のこだわりを全て叶えることも可能なので、レンタルの際は、希望を伝えてじっくり相談することをおすすめします。

3-3. 代々受け継がれた着物を使う、親戚や知人から借りる!

身近に着物を借りることができるのであれば、遠慮せずに借りましょう。代々受け継がれた着物があれば、是非大切に守っていきましょう。借り物の場合、家紋は気にならなければそのままでもOK!気になるようであれば、シールタイプのものを貼りましょう。大切な着物を借りるので取扱いには十分ご注意を。クリーニングやお手入れについても、借りる前に確認しておくと安心ですね。

4. まとめ

お宮参りの男の子の着物選びのポイントについて、様々な視点から着物のアレコレをご紹介させていただきました。着物選びはデザインだけでなく、その絵柄に込められた願いや意味を知ると選ぶ視点も少し変わってきます。さらに加工や素材も知っておくと得することもありますので、着物選びの際には是非こだわっていただきたいポイントです。ご家族の意見も取り入れ、そして、これを読んで、納得の一枚を選ぶお手伝いができたならとても嬉しく思います。
お子様、そしてご家族の大切な記念日、みなさんの素敵な思い出となりますように。

お宮参り段取りから着物選びまで
まるわかりカンタンガイド

お宮参りイラスト「お宮参り」どうしたらいいの??赤ちゃんが生まれてあっという間の数週間。「お宮参りやらなきゃ!」と思ったけど、一体何から準備したらいい?着物はどうする?赤ちゃんには何を着せるの?写真はどうする?日取りはどうやって決める?食事会はした方がいい?と、わからないことだらけ (> <)そんな疑問についてズバッと答えるぴったりの記事に、この「まるわかりカンタンガイド」がご案内します。段取りから着物選びまでまるっとお答えします♪

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