お宮参りと100日祝い一緒に行うのはOK?それぞれの違いについて解説
家族が誕生しこれから赤ちゃんと過ごす素敵なイベントが沢山あります。その中でも誕生後、初めの伝統的なセレモニーイベントであるお宮参り。日本人としてきちんとした伝統行事も行なってあげたいと思っているママとパパが多いと思います。しかし、やりたいけどどうしたらいいの?お宮参りと近いお日にちのお祝い事として百日祝いもあるけどどう違うの?と悩んでいませんか。
この記事を読んで頂ければ5分で違いがわかり、違いを知った上でお宮参りや百日祝いをどのように行っていくかイメージが湧きます。お宮参りと百日祝いの違いや込められた意味、一緒に行う場合のポイントをお伝えします。
一生に一度のセレモニーイベントが楽しく過ごせ、家族の幸せな思い出として残るようなお手伝いができるようにご説明させて頂きます。
1 「お宮参り」と「百日祝い」の違い
お宮参りは「誕生報告と健やかな成長」、百日祝いでは「一生食べ物に困らないように」と込められた意味が違います。どちらも生まれてきた赤ちゃんの成長を願う日本の伝統行事ですが、それぞれの違いを深く知ることで、より心の込もった素敵なイベントになります。ぜひ参考になさって下さい。
お宮参り | 百日祝い(お食い初め) | |
味込められた意味 | 誕生報告、健やかな成長 | 一生食べ物に困らないように |
時期 | 生後30日前後 | 生後100日前後 |
内容 | 赤ちゃんを父方の祖母が抱き、その上に祝い着を被せて神社に参拝します。 | 祝い膳を用意し、親族の年長者が赤ちゃんにごちそうを食べさせるふりをさせます。 |
場所 | 神社 | 自宅・レストラン |
写真撮影 | 神社・自宅・フォトスタジオ | 自宅・レストラン・フォトスタジオ |
服装(赤ちゃん) | 祝い着(着物) | 特に決まりはないです |
1-1 お宮参りとは「神様に赤ちゃんの誕生を報告し健やかな成長」を願うための行事
生後一カ月頃に赤ちゃんの誕生を住む土地の氏神様に報告するために神社へ参拝します。参拝時、正式には父方の祖母が赤ちゃんを抱いて参拝します。その理由は昔、出産は穢れたものと考えられ産後1ヶ月のママは穢れを祓う忌明けが終わっていないため、ママの代わりに乳母や親族の女性が抱っこしていました。しかし現代では穢れについて厳しく言われていないため、ママが抱いて参拝しても問題ありません。特に夫婦だけでの参拝の場合はママが赤ちゃんを抱く方が自然です。
1-1-1 赤ちゃんには特別な祝い着(着物)を ママは負担の少ない服装で無理をせず
お宮参りは赤ちゃんにとって一生に一度の行事ですので、伝統的な形をのぞみ祝い着(着物)を選ばれる方が多いようです。参拝や記念撮影の直前に祝い着(着物)を着せてあげると赤ちゃんにとって負担が少なくスムーズにお参りをすることができます。
ママの服装は赤ちゃんに合わせて着物が正装でしたが、現在では着慣れない着物を着るよりもフォーマルにみえる授乳ワンピースなど機能的な服装を選ぶママが多いです。着物ですと着付けに時間が取られたり、また授乳時期のため大切な着物に染みがついてしまったりなんてことも。もちろん日本の伝統通りの着物で行くことも素敵ですが、ママの余裕ある笑顔の方がとても素敵です。
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1-1-2 赤ちゃんとの初めての素敵なイベント 記念撮影は忘れずに
初めてのおでかけですので、記念撮影は忘れずに撮りましょう。神社やフォトスタジオ、自宅での撮影 ご自身にとって思い出として残したい場所で撮影をされるといいでしょう。
1-1-3 ママ、赤ちゃんの体調が良ければお食事会をしましょう
お宮参りを午前中に行うことが多いため、お宮参りが終わった後の昼食時間をお食事会として行うと、歓談や赤ちゃんとの時間をゆっくり過ごせるためママにとっても気分転換になります。しかし、お宮参りの行事として必ず行くものではありませんので、生後一カ月頃は、ママも赤ちゃんもまだ体調が万全ではないため無理をしない程度に行いましょう。
1-2 百日祝い(お食い初め)とは「一生食べ物に困らないように」と願いを込めた行事
百日祝いはお食い初めとも呼ばれ、赤ちゃんの生後100日前後に「健やかな成長」や「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて祝い膳に盛り付けしたご馳走を食べる真似をさせたり、柳の白木でできた祝い箸を歯固めの石につけ、そのお箸を赤ちゃんの口につけたりする伝統行事です。
正式には親族で最も長寿の赤ちゃんが男の子なら男性、女の子なら女性の方を養い親とし、養い親が赤ちゃんを膝の上に乗せて食べさせる真似をします。最も長寿の方を養い親とするのは、その方の長寿にあやかり、赤ちゃんがいつまでも健康で長生きできるようにという願いが込められているからです。現在では祖父母に頼むことがほとんどですが、夫婦だけでお祝いをする場合はパパとママが行っても問題ありません。
1-2-1 男の子には赤い漆器、女の子には黒い漆器を用意します
正式には男の子には外側、内側共に赤色の漆器、女の子には外側が黒色、内側が赤色の漆器を用意します。
色だけを見れば逆の印象をうけますがなぜこのような色が使われるようになったのでしょうか。その理由はお食い初めの歴史は非常に古く、平安時代まで遡ります。平安時代は地位を色で表しており、黒より赤の方が地位高いとされていました。当時は女の子より男の子の方が優遇されていたため、お食い初め漆器の色にも違いが設けられました。しかし、近代では男女平等の時代ですので色によって地位を表すことはありませんが古来より伝わる日本の伝統行事ですのでしきたりに従うかは別として色の違いやその理由を知っておくことは大切です。
用意した漆器には日本の昔ながらの食事「一汁三菜」を基本とし、ご飯・汁物・おかず3品を盛り付けるのが一般的です。地域によって食材は異なりますが、どれも縁起が良いという意味が込められたお祝い料理です。
1-2-2 一般的には普段着で行いますが、主役である赤ちゃんには少しおめかし着を
百日祝いはママ、赤ちゃん共に普段着で行う事が多いです。しかし、最近ではお食い初め漆器など特別な器にあわせて主役である赤ちゃんに簡単着脱ができるベビー着物を着せて特別な日として思い出に残すママが増えています。
2 お宮参りと百日祝いは出来る限り両方お祝いしましょう
赤ちゃんが生まれ、初めてのセレモニーイベントとしてお宮参りと百日祝い両方を行ったママが6割以上で最も多く、最も少なかったのがどちらも行わなかったという意見。つまり9割以上のママはどちらかの行事は行ったということになります。
どちらも行わなかったママにお話しを聞くと「したかったけど、海外にいたためできなかった」などどうしてもできない事情がある場合を除いてほとんどのママは行なっていました。せっかくの日本古来の赤ちゃんの誕生や成長を祝う行事ですのでお宮参り、百日祝いのどちらかは行う方がいいでしょう。
3 お宮参りと百日祝いは同じ日にまとめて行っても大丈夫
お宮参りを行う時期はママにとっては慣れない育児がスタートしたばかりでとても大変な時期です。まだ里帰り先にいることや、赤ちゃんの体調や季節によってはこの時期にお宮参りができないことも。また、まさかそんなに早いタイミングで行事があるなんて思わずうっかり30日前後を過ぎてしまったママもそのような時は百日祝いと一緒に行ってもいいのでしょうか。多くの方が疑問に思うことについてお答えします。
3-1 基本的にはそれぞれ別にお祝いするのが一般的です
お宮参りは正式には男の子なら生後31日目、女の子なら生後32日目が一般的(地域によっては多少この日付は前後します)ですが、百日祝いは生後100日から120日の頃に行います。
行う時期が違うことや、それぞれの行事をきちんと行おうとするとどちらも時間がかかり、体力も使います。そのため、赤ちゃんやママの体調を考えるとそれぞれ日にちをわけた方が望ましいです。
3-2 近年では家庭の事情や生活スタイルによっては一緒にお祝いをすることも増えています
伝統も大切ですが何よりもママと赤ちゃんの体調に合わせて行うことが一番大切です。
生後30日前後は寝不足でまだ体調が戻らないママのことや、親族の都合でお宮参りと百日祝いを一緒にお祝いをする家族が多くなっています。一緒に行うことでメリットも沢山あります。
3-2-1 お宮参りと百日祝いをまとめて行う場合の4つのメリット
“4つのメリット”
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メリット1 ママと赤ちゃんの体調が安定した状態で行える
お宮参りを行う生後一カ月頃はママにとって寝不足でまだ体調が戻っていないことや、赤ちゃんへの授乳間隔も短いため何かと負担が大きい時期です。しかし、生後100日前後であれば、ママと赤ちゃん共に生活のリズムができてくるため余裕を持って行うことができます。
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メリット2 家族や親族が日程調整しやすい
親族が遠方にお住まいの場合やまだ働いている場合、何度も日程を合わせるのは難しいことですが、お宮参りと百日祝いを一緒に行うことで日程が合わせやすくなります。
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メリット3 金銭面の負担や予約の手間が減る
一緒に行うとお宮参りや百日祝い時にかかるお食事代や交通費、意外と高い記念撮影費が1回分になります。またそれぞれ予約する手間も省けるため負担が減ります。
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メリット4 赤ちゃんの表情豊かな可愛い写真が撮れる
生後100日頃ですと、赤ちゃんの首が座ってくる時期のためで写真も撮りやすく、赤ちゃんの表情も生後一カ月頃と比べると増えている頃なのでとても可愛いお写真が撮れます。
4 お宮参りと百日祝いをまとめて行う場合の3つのポイント
4-1 1日のスケジュールは無理のない程度に抑えましょう
1日のスケジュールは神社へ参拝、神社での記念撮影、百日祝いにしましょう長時間の外出は赤ちゃんが生後100日前後といえども大変です。オムツや着替えで荷物も多くなりますので予定はなるべく絞りましょう。
【一緒に行う場合のスケジュール例】
参拝後、そのまま神社で記念撮影をする事で移動にかかる時間と赤ちゃんへの負担が減ります
お食事会をお食い初めとして行うことで百日祝いの行事も一緒に行うことができます
4-2 家族や親族に事情を伝え一緒のタイミングで行うことを相談しておきましょう
家族や親族にとって一番大切なのはママと赤ちゃんの体調です。一緒のタイミングで行う事情を事前に説明し、無理のないスケジュールで行うことを伝えて安心させてあげましょう。
4–3 お食事会を百日祝いにしましょう
お宮参りの後に行われることの多いお食事会。このお食事会を百日祝いとして行えば1日の流れもスムーズに行えます。場所を自宅かレストランのどちらでするかそれぞれについて考えてみましょう。
4-3-1 自宅で行う場合
赤ちゃんにとって一番落ち着いた空間で過ごせるのがやっぱり自宅です。赤ちゃんのことを思うと自宅で過ごすのがベストですが掃除、準備、片付け等でママはとても大変です。またお食い初めをする場合に一番大変なのは料理ですが、当日は盛り付けだけで済むように前日に下ごしらえをしておくことやお食い初め膳デリバリーサービスを利用、両親にもお願いして料理を持ってきてもらうなどすると負担が減り当日は楽しく過ごせます。
また、お食い初めの料理をお食い初め漆器などを使用し盛り付けをするとぐっと雰囲気もでて素敵な思い出作りに一役買います。
4-3-2 レストランで行う場合
自宅と違い、準備や片付けの手間がないレストラン。最近のレストランではお食い初めメニューを用意してくれるところもありますので、個室の座敷などおちついた空間があるレストランを選ばれるといいでしょう。しかし、自宅で行う場合と違い移動時間や金銭的負担がかかることがデメリットです。
5 一生に一度の素敵な思い出を残すために知っておきたい2つのコツ
5-1 写真だけは生後一カ月の時にも撮っておきましょう
生後間もない赤ちゃんの表情は日々変化します。お宮参りを百日祝いと同じタイミングで行う場合は生後一カ月の写真だけは撮って記念に残しましょう。
5-2 お写真を撮る時は小道具を変えてみて
お宮参りとして写真を撮りたい時は命名紙を横に添えることや、百日祝いはお食い初め膳と一緒に撮るとそれぞれ行事の記念として残せます。また、他にもお宮参りや百日祝いを行う時期が初節句などと近い時期の場合は、鯉のぼりや雛人形と一緒にお写真を撮ることや、他にも思い思いの小道具を添えて一生に一度の素敵な思い出として楽しくお写真を撮ってみて下さい。
6 まとめ
いかがでしたでしょうか。
どちらも赤ちゃんの健やかな成長を祝うセレモニーイベントです。しかし、ママにとっては慣れない育児のスタートで一番大変な時期ですので無理をしないでママと赤ちゃんのタイミングで行い、家族みんなでかけがえのない大切な瞬間を楽しむことが何よりも一番大切です。素敵な思い出になりますように。
日時や場所の設定など、準備は意外と大変です。「お宮参り 百日祝い 段取りメモ」を活用して頂き、準備にぜひ役立てて下さい。
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