【完全ガイド】里帰り出産しない人必見!産後の生活に役立つ出産準備

【完全ガイド】里帰り出産しない人必見!産後の生活に役立つ出産準備

妊娠をすると頭の中をよぎる「出産をどこでするか」の問題。特に初産であれば悩むところですね。

一般的に「出産=里帰り」と捉えることが多いと思いますが、家庭によりその事情はさまざま。里帰りしたくてもできなかったり、あえて里帰りしない選択もあります。

ここでは「里帰り出産をしない」という選択にフォーカスし、産後の生活を安心して過ごすためにはどうすべきか、考えていきたいと思います。

産後を自宅で過ごすことは、赤ちゃんのこと、家庭のこと、日常全てのことを自分たちでこなさなければなりません。産後すぐのママが産前と同じように動くことは不可能。スムーズな日常生活を送るために必要不可欠なのは、できる限りのサポートを利用すること。パパのサポートは言うなかれ、家族やご近所、行政のサポートや便利なサービスを使ってできる限り負担を減らすことを目指しましょう。

まずは、産後の生活をイメージしながら、赤ちゃんとの生活がスムーズに迎えることができるよう、産前に整えておくべき準備について考えていきましょう。

最後まで読んだ時、里帰り出産をしないと決めたママたちの見えない不安が少しでもクリアになっていれば…と願いながらこの記事を書いています。どうぞ最後までお付き合いください。

1.  里帰り出産は必須じゃない!里帰りしなくても大丈夫!

妊婦さんイメージ

産後の床上げは21日と言われているように、産後の体はしっかりと休んで体調を戻していくことが何より大切。里帰りをすれば、産後は家族のサポートを受けてママは赤ちゃんのお世話に専念することができます。家事全般をやってもらえる他に、赤ちゃんのお世話について実母を頼れることも大きな理由でもありますね。

日本では昔から里帰りをする文化が根付いていますが、実は海外ではあまりなく、産後のママのサポートは母親ではなく、パートナーがメインで担うというがスタイル。むしろ、パートナーと離れて出産することに疑問を持たれるようです。

そう!里帰りしない場合は「パパの活躍」キーになるということです。

産後の日常生活における母体への一番の負担は「家事」。まずはそこを全面的にパパに担ってもらうことが何より重要です。とはいえ、仕事の都合などによっては、パパだけを頼りにできないということもあります。そんな時は他の手を、使えるものは全て使いましょう。

里帰り出産の実母の変わりとなるサポートやサービスを、産前からしっかりと確保しておく。そして何より大切なのはパパに可能な限りのことをしてもらう約束をしておくことです。ここを押さえておけば、里帰りしなくても大丈夫!里帰り出産は必須ではないですよ!

1-1. 意外?!「里帰りしなかった」が半数近く!

前述の通り、日本では里帰りという文化から「出産=里帰り」のイメージがありますが、実際のところどうなのでしょう?
という事で「里帰りした or しなかった」について先輩ママパパ200人にアンケート調査実施してみました。結果はこの通り、ほぼ半々という結果になりました。里帰りが多いというイメージはありますが、実は、しない選択をする人も多いことがわかります。

里帰り出産グラフ

1-2. 里帰りした理由を聞かせて

「赤ちゃんのお世話に専念できるように、育児以外の家事を協力してもらうため。子育てのアドバイスも受けたかったから」
「実家が近くだったので」
「自宅だと昼間は1人になってしまうため里帰りをしました」
「初めての出産で不安があり、実家も快く迎え入れて頂けたので協力をお願いした」
「初孫のため、両親が里帰りを希望していたため」
「母の勧めにより、体力回復までは実家にいるように言われたため」
「夫の帰りが遅く、一人の時に陣痛がきたら不安だったのと、産後のサポートを期待して里帰りした」
「夫の助けは期待できなかった。産後体力が戻ってない中で自分一人で初めての育児、家事をこなすのに不安があったから」

1-3. 里帰りしなかった理由を聞かせて

「最初からその考えはなかった」
「実家が遠方なので移動が大変。新生児を連れての長い移動をしたくなかった」
「両親が仕事をしていて忙しくバタバタしていて落ち着かない」
「両親が高齢なので、サポートは期待できない。逆に疲れさせてしまう」
「出産する産院を決めるのが難しいし、手続きも面倒だった」
「里帰り出産は自分の思い通りにならないであろうことがストレスになりそうだったから」
「自宅戻った後に大変な思いをしたくなかったので、最初から自分でなんでもできるようにしたかった」
「コロナの影響で里帰りできないため病院内の産後ケアを使用した。安心できていい選択だった思う」
「生まれてすぐから夫も一緒に子育てする環境にしたかった」
「実家とはいえ、それなりに気を遣うので疲れると思ったから」

2.  里帰りしない、できない!見えない不安を解消しよう

里帰り出産をしないと決めた方、まだ迷いがあり決めかねている方、それぞれが見えない不安を持っていることでしょう。里帰り出産しないことの良い点を知ることで、今ある迷いや不安を少しでも軽減する糸口になればいいなと思います。

新生児

2-1. 里帰りしない出産のイイトコロを知ろう

一人目は里帰り出産だったけど二人目は止めた、という話をよく耳にします。色々な理由があると思いますが、里帰り出産のメリットに対してデメリットもあるわけで、つまり、里帰りしないメリットもたくさんあります。まずはそこに注目をしてみましょう。

2-1-1. 慣れた環境で気を遣わず生活できる

祖父母実家だからといっても、里帰りする側も迎える側もお互いに気遣いはするもの。生活が長くなればそれがストレスに感じたりすることも多いようです。よく聞くのは「母親の育児へのアドバイスが過剰」「昔と今の子育て方法の違いでケンカが絶えない」など。頼りにしている母親からのアドバイスが逆にストレスに感じてしまうことも多いようです。

また、実家との生活リズムが合わなかったり、親戚や近所の人の出入りが多く落ち着かない、のんびりしたい時にできない、など、何かと気を遣い疲れてしまった、というのもよく聞く話です。

慣れた環境で自由に生活できるのは、自宅ならではのメリットと言えますね。

2-1-2. 通院していた産院での出産が可能

病院里帰り出産の場合、まず決めならければならないのが出産する産院。里帰りがギリギリの時期なら1~2回の検診ですぐに出産になります。

里帰りしない場合は、同じ産院で妊娠初期から出産まで継続的にケアを受けることができます。同じ先生や看護師さんに出産まで診てもらえるのは心強く安心できますね。

2-1-3. 移動の手間、余計な出費が不要

交通手段日帰りできる距離とは言え、里帰りとなると荷物の移動は大変です。遠方であれば、長距離の移動による母体への負担や感染症などのリスクも念頭に置かなければなりません。自宅に戻る際も、新生児を連れての長距離移動は母子ともに大きな負担となります。
その上に交通費や郵送費など家計の出費も当然かさんできます。夫婦が別々に生活すればお金の管理も面倒になるでしょう。

里帰りをしない場合は、このようなリスクを全て回避することができます。

2-1-4. 赤ちゃんのいる新生活がスムーズにスタートできる

ママ&パパ赤ちゃんのお世話に専念できた里帰り中とは一転、自宅に戻ったあとは全て自分でこなさなければなりません。今日から突然に家族のサポートがなくなる生活が始まることで、ストレス過多になってしまう、ということもよく耳にします。

退院後から赤ちゃんのいる生活を送ることで、自分たちの生活リズムをスムーズに作り上げることができるのも、里帰りしないメリットのひとつと言えるでしょう。

2-1-5. パパとしての自覚が早く芽生える

パパ生まれてすぐから生活を共にし、一緒に子育てに参加することで、パパとしての自覚がすぐに持てるようになる方が多いようです。産後すぐのママの大変さを目の当たりにすることで、赤ちゃんのいる生活がどんなことなのか、パパとしてすべきことを学び経験できる素晴らしい機会になる事と思います。

最近ではパパの育児休業取得率も上がってきています。妊娠→出産→産後の時間を共有することは、家族にとってかけがえのない時間となることでしょう。

2-2. 無理は禁物!できることだけをやろう

新生児とママ

産後の体は想像以上にシンドイもの。妊娠から出産を経て相当なダメージを受けている体に、寝る時間を割いて育児は24時間体制です。このくらいなら大丈夫だろう、と思って動いてしまうのは大間違い!ここで無理をしてしまうと、ママの体の回復に大きな影響を与えてしまいます。

家事をしたくなる気持ちはわかりますが、とにかく手抜きをして、最低限のことだけに控えてください。赤ちゃんのためにも、産後のママの仕事はお休みすること、赤ちゃんが寝ている時は動かずママも一緒に休むが原則。絶対に無理は禁物です。

2-3. パパに絶対に知ってほしい里帰りしない心得

新生児とパパ

里帰り出産を選択しない場合のキーは「パパの活躍」という話をしました。

赤ちゃんのお世話はママでしかできないことがあります。母乳はママの役割、赤ちゃんはママじゃないと泣き止まないことも多々あります。

では、パパの役割はなんでしょう?

パパの役割は赤ちゃんのお世話がメインではなくママのサポートです。ママをサポートする上で、おむつ替えをしたり、沐浴をしたり、ミルクをあげるなどの、赤ちゃんをお世話するスキルが必須となるのです。家事全般をするのも、ママをサポートするためです。

初産であれば、なおさらママの不安は大きいもの。パパの心得があるかないかで、その不安も大きく変わってきます。

パパの役割は、全力でママをサポートすること。このことをしっかりと心得てほしいと思います。

3.  産前にしておくべき生活環境の手回しと心得

産後の生活で優先すべきは、ママと赤ちゃんの健康状態をしっかりと守ること。
そのために、利用できるサポートはできる限り利用して、SOSを出せる状況にも備えておくことが大切です。周囲のサポートに頼れるように産前にできる手回しをしておきましょう。

3-1. 産後の生活について夫婦で話し合おう

夫婦

妊娠、出産、産後の生活をずっと一緒に過ごすことで、夫婦として共に親になる経験ができるのは、里帰りの大きなメリットです。それには産後の生活において、パパの協力体制がどこまで整うかがキーになります。まずは、産後1ヵ月間はママは動けないこと、その場合の生活について、しっかりと夫婦で話をすることが必要です。家事全般はパパが担うこと、赤ちゃんのお世話もしてもらうことなど、パパの役割をきちんと理解して、共通認識を持つことが重要です。可能であれば育児休業を取得して、1~2ヵ月は家庭に専念する体制を構築できるのが理想です。

妊娠期間の有効活用が、その後の育児満足に影響する可能性が高い

リクルート「ブライダル総研」の調査によると、「育児に向けた準備」「夫との出産前のすり合わせ」など、妊娠期間の活用が、女性の育児期満足度を高めるポイントである、という調査結果が発表されています。

育児期満足度が高い女性は、妊娠期間を利用し育児に向けた準備をしている割合が高い。特に子どもが1人目の場合は「事前準備」や「夫へ具体的な学びを促す」割合が高い。
また「家事・育児分担」「子どもの育て方」など、出産後のプランについて夫と考え方のすり合わせを実施する割合が高い。「出産後」はもちろん「妊娠から出産までの間」にもすり合わせを行うことが、育児期満足度に影響する可能性が高い。

・出産・育児に備えて、部屋の掃除・模様替えを行った
・家事・育児の協力体制を決めた
・出産・育児に関する情報収集を行った
・配偶者に家事について学び・練習を促した
・出産後に行きたい場所ややりたいことの計画を立てた
・育児に役に立ちそうな勉強をした

参考:ブライダル総研「出産・育児調査」「出産・育児調査2019

3-2. 家族、友人、ご近所など周りの協力体制も構築しよう

子育てイメージ

いざという時のために、SOSが出せるよう家族とも協力体制を敷いておきましょう。身内以外に大切なのはご近所さんや近くの友人、ママ友の存在。産前からつながりを持ち里帰りしないことも伝えておけば、心強い存在になってくれるはず。周囲のサポートにはできるだけ甘えましょう。
産後の子育てで不安や悩みがある時は、友人や家族にリモート相談してみるのもおすすめです。

3-3. 産褥期は絶対安静に!家事はできる限り手抜きをして

新生児とママ

産後の体が元の状態に戻っていく期間のことを産褥期(さんじょくき)」といいます。個人差はありますが、6~8週間位の期間のことを呼びます。この期間は無理をせずに徐々に体を回復させることが大切です。

特に産後1~2週間は、急激に体の変化が起こるため、絶対安静にするのが必須。その上、産後すぐから始まる授乳に睡眠時間も2~3時間毎に起きる日々が続きます。この時期に無理をすると母体の回復に大きな影響を及ぼす可能性があり、無理は禁物!産後の体を甘くみてはいけません!少しだけなら大丈夫かな、なんて、とんでもない!家事は必要最低限、徹底して手を抜いて、家事全般はパパが担うとしっかりと約束しましょう。
ママの仕事は休むこと。赤ちゃんが寝た時は一緒に休むをルールに、まずは体を休めることに尽力しましょう。

3-4. パパの活躍が期待できない場合の心得を持つ

赤ちゃんとパパ

産後の生活ではパパの活躍が大きく期待されますが、全てのパパが活躍できるとは限りません。仕事の都合でなかなか家にいることができない、どうにも動きがイマイチ、家事が全然できない、など事情はさまざま。

期待が大きすぎると外れた時の精神的ダメージも大きいもの。体力がシンドイ時に精神的ダメージはとてつもない負担です。期待が外れるパターンの心得も想定しておくと、いざという時のママの気持ちも違ってきます。

産前にしっかりと夫婦で話し合いをしておくことが一番大切ですが、思うようには進まないことも多々あるということを念頭に置きましょう。
また、ママと赤ちゃんの健康状態は出産後にどうなるのか予測がつきません。そういったことも含め、産前にしっかりと準備を整えておきましょう。

4.  いざという時のために早めの準備を心がけたいこと

妊娠中は何が起こるかわかりません。突然にして起こる事態に備えて、産後の生活環境の手回しを進めましょう。備えあれば患いなし。しっかり準備をしておけば安心ですね!

4-1. 出産準備、入院準備は余裕を持って進めよう

出産準備

出産に備えての準備品はモノによって段階を踏まえて準備を進めるといいと思います。また、人により必要なもの不要なものが異なります。事前準備には必要最低限のものを揃えて、産後に必要だと感じたものを少しずつ揃えていくことをおすすめします。 入院準備も余裕をもって進めていきましょう。

4-1-1. 出産準備品を揃える手順

出産準備品はベビー用品の準備だけではありません。まず最初に進めたいのは、赤ちゃんを迎えるための環境づくり。妊娠後期に入る前、まだ体が動かしやすい時期にお部屋づくりをしておきましょう。

また、ベビー用品のリサーチや手配も徐々に進めていきましょう。お店に見に行くのも、この時期が動きやすいと思います。レンタルは直前だと希望の商品が選べないこともあるので3~4ヵ月前には予約しておくことをおすすめします。ベビーカーや抱っこ紐などはすぐには使わないので、産後少したってからでも十分間に合います。

消耗品や服などは1ヵ月前までに準備しておくとよいでしょう。ギリギリにネット注文でもいいと思いますが、早めの出産になることもあるので、できれば1ヵ月前には準備を整えておきたいですね。

4-1-2. 入院準備品は産院に確認しよう

入院準備は、1ヵ月前にはいつ入院になってもいいように、バッグにまとめておきましょう。産院により準備されているものが異なりますので、何が必要かまずは出産する産院で確認してください。
入院準備品の内容と場所は、必ず夫婦で情報共有しておきましょう。突然の入院になった場合に備え、どこに何があるのか、パパもきちんと把握しておくことは必須です。母子手帳や診察カードなどは特にわかるようにしておきましょう。

▼ 出産準備についてもっと詳しく!
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4-2. 一人の時に陣痛がきたら…に備えよう

タクシーイメージ

4-2-1. 陣痛タクシーに登録しよう

陣痛で一人で病院に向かわなければならない時を想定して、移動手段の確保をしておきましょう。
タクシー会社のサービスとして「陣痛タクシー」があります。近く対応可能なタクシー会社があれば、登録をしておきましょう。

子育てタクシー」は全国の登録タクシー会社が検索できます。

4-2-2. 周りの人にサポートを頼んでおこう

陣痛かな?と思ったらサポートをお願いできる人に連絡しておきましょう。何かあった時にすぐに頼れる人がいるのは安心です。特に、上の子がいたり、パパがすぐに来られない状況であれば、身近な人に事前にサポートを頼んでおきましょう。

筆者の私は、逆のパターンで頼まれ側になりました。
近所のママ友とは事前に話はしていたので、陣痛がきた時にすぐに電話をくれました。上の子二人と私の子供は別のママ友宅で預かってもらい、私が車で病院へ連れていきました。ご主人が病院に到着してから交代しママ友宅へ。夜にご主人が帰り、上の子二人を引き渡し、任務完了!という経験があります。
近くにいる人には遠慮なくサポートしてもらう、こんな時こそ甘えてしまいましょう!

4-3. 活用できる便利なサービスをリサーチしよう

看護師

産前産後に受けることができる様々なサービスがありますので、しっかりとリサーチをしましょう。
自治体の子育て支援は無料だったり、民間のサービスを受けた時に助成金が出たり、知らないと損をすることもありますので、逃さず利用したいシステム。

また、産後ケアサービスは、ここ数年で日本でも広がりを見せており、産院や民間企業でサービスを展開しています。自治体からの助成が受けらることもあるので、産後の生活に不安のある時は是非活用をおすすめします。

4-3-1. 自治体サポート

自治体の子育て支援は無料のサポートを受けられることも多いので、お住まいの自治体に問い合わせをしてみましょう。

例)
保健師等の専門職員による妊婦向け相談
妊婦歯科健診(妊娠中に1回受診)
初めてママパパになる準備のための教室
産後の助産師サポート
0歳児家庭 家事支援ヘルパー
ベビーシッター利用支援

4-3-2. 産後ケアサービス・産後ケアセンター

産院の延泊サービス

産院によっては、延泊による産後ケアサービスを実施しているところもあります。
産後の体調や赤ちゃんのお世話に不安がある時など、数日入院を延長することができます。産院選びの際から、このようなサービスがあるのかも気にかけておくとよいですね。

自治体の宿泊型産後ケア事業

宿泊型の産後ケア事業を実施している自治体もあります。

自治体と提携のある産院に母子で数日間入院したり、デイケアサービスを受けることができ、自治体が一部の費用を助成するというサービスです。
また、最近はホテルを利用した珍しい産後ケア事業を始めた自治体もあります。助産師らによる産後の疲労回復ケアや母乳ケア、育児相談などが受けられ、ルームサービスで昼食が付いているそうです。

自治体で実施しているサービスは是非活用したいもの。早めにお近くの自治体へ問い合わせをしておきましょう。

民間の産後ケアセンター

民間の運営する様々な産後ケアサービスがあります。

産後ケアセンターは、退院後にママと赤ちゃんが一緒に過ごせる宿泊型のケア施設のことです。専門のスタップが24時間体制で育児をサポート、産後の不安定な時期を安心して過ごすことができます。費用はかかりますが、その後の自宅での生活をスムーズにスタートさせるために利用する方も増えているようです。

宿泊型だけではなく、訪問型の産後ケアサービスや、心と体の回復を目的としたプログラムを受講できたりなど、ご自身に合うケアを選ぶことができます。最近ではオンラインでのサービスも増えていますので、是非活用しましょう。

【参考】例えばこんなセンターがあります

Mammy Camp TOKYO BAY
産前産後ケアセンター 東峯サライ
世田谷区立産後ケアセンター
一般社団法人 日本産後ケア協会

5.  産後の生活をスムーズにスタートさせるための備え

産後の生活に便利なサービスのリサーチや手配、生活しやすい環境づくりをしておくことで、産後の生活の安心感も変わってきます。赤ちゃんとの生活をスムーズにスタートさせるために、今できることを進めていきましょう。

5-1. 宅配サービスの契約、宅食サービスについて調べよう

宅配サービスイメージ

産後の生活に便利な宅配サービスは、産前に是非申し込んでおきたいサービス。妊娠期間中から子育て家庭に特典を設けている宅配会社も多く、お得に利用することができます。里帰りしない場合は特に、産後しばらくは宅配サービスに頼る日々になると思いますので、便利なサービスは利用しない手立てはありません!是非活用しましょう!

以下は宅配サービス会社の一覧です。パルシステム・コープデリ・らでぃっしゅぼーやが妊娠中や子育て家庭への特典を設けています。会社名よりサイトへのリンクを設置しておきますので、じっくり検討してみてください。

食材がメインの宅配サービス
会社名 宅配弁当 料理キット 冷凍惣菜  食材  日用品
コープデリ
セブンミール
パルシステム
生活クラブ
大地を守る会
オイシックス
らでぃっしゅぼーや
惣菜・料理キットがメインの宅配サービス
会社名 宅配弁当 惣菜セット 料理キット  単品  食材・他
タイヘイファミリーセット
ヨシケイ
ワタミの宅食
わんまいる
食卓便
ウェルネスダイニング
まごころケア食
nosh(ナッシュ
マッスルデリ

5-2. 保存できる食品や日用品のストックをしよう

オンラインショップで手軽に買い物できるとは言え、産後はのんびりネットサーフをするのも難しいことが多々あります。退院後しばらくは買い物の必要がない程度に、日用品や保存できる便利な食品をストックしておきましょう。

また、紙皿や紙コップなどを使えばお皿洗いの手間も省けるので活用するのもおすすめ。退院直後からワンオペになることがわかっているなら、準備しておくと便利だと思います。

5-3. あったら便利なベビー用品はフル活用しよう

産前に揃えるベビー用品は最低限のものでよいですが、あったら便利、子育ての救世主となるようなベビー用品についての情報は知っておくと、産後の困った時に役立ちます。

例えば、ハイローチェアやバウンサーなどは、赤ちゃんの寝かしつけやママの時間を作るために、とっても役立つアイテム。授乳に不安がある場合には、搾乳機や赤ちゃんの体重計などがあると安心です。育児の労力もぐっと軽減されますので、ある便利なベビー用品は迷わずフル活用していきましょう。

初めての出産では「どんなものを準備したいい?」「何が便利?」「これは必要?」など、準備品もどこから手を付けてよいものかわからないことばかり。
そんな時は、迷わずナイスベビーにお電話ください。専門のスタッフがベビー用品についてのご相談を承ります。ご相談だけでも大丈夫ですので、わからないことがあったり、困った時は、ナイスベビーまで遠慮なくご相談ください!

5-4. 突然今すぐに必要になる「搾乳器」について知っておこう

授乳イメージ

搾乳器は、ある時、突如として必要となるもの。それは絶対に必要な状況で降ってわいてきます。事実、ナイスベビーの搾乳器レンタルは、緊急度の高い問い合わせを多くいただきます。実際に搾乳器を利用したママの体験談を紹介しますので、参考にしてくださいね。

「赤ちゃんが低体重のため、私だけが先に退院となりました。退院当日の決定だったためバタバタしたのですが、急ぎレンタルを手配し2日後に受け取りました。翌日は間に合わなかったので病院に行ってから授乳と搾乳、搾乳器が届いてからは自宅でも搾乳ができたので助かりました。搾乳器レンタルのことは事前に調べていなかったので、退院後に慌てて調べてかなりあせりました>< 妊娠中には知らなかった情報なので、これから出産する方は知っておくべき情報だと思いました。」(30代 初産)

「赤ちゃんの母乳を飲む量がまだ少ない段階で、母乳過多になり乳腺症になりかけました。自分では搾乳しきれず痛みがひどくなってきて、慌てて搾乳器を購入しました。翌日配送で助かりましたが、届くまでは乳腺症になるのではないとドキドキでした。搾乳器がきてからは母乳量を搾乳で調整できたので、その後はトラブルなく母乳育児が続けられました。」(30代 第2子)

このような事態が誰にでも起こりうることを知っておくこと、そして、搾乳器のレンタルの存在を知っておけば、いざという時にも安心です。産前に搾乳器についての情報も知っておきましょう。ナイスベビーではレンタル、購入どちらも取り扱っていますので、是非ご確認ください。

6. 出産準備におすすめ!お得で便利レンタルセット

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6-2. 子育て応援パック

子育て応援パック

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6-3. おまかせ里帰りパック

おまかせ里帰りパック産後すぐに必要なベビーベッドとマット、ベビーバスにベビースケールも入った里帰りにもご自宅でも使えるとっても便利なパックです。退院後はこれさえあれば安心のアイテムをセットにしました。里帰りにもご自宅にも便利にお使いいただけます。
マットをベビー布団セットに変更したセットもあります。

6-4. おまかせタイニーベッド&マットセット

おまかせタイニーベッド&マットセット里帰り時やリビングでの使用にピッタリの小さなサイズのベッドと専用マットがパックになった、ナイスベビー人気のベッド&マットのセットです。
マットをベビー布団セットに変更したセットもあります。

【新米ママ・パパへ】赤ちゃんを迎えるために、知っておきたい豆知識

新米ママ・パパに知ってもらいたい3つの豆知識を動画で紹介しています。赤ちゃんを迎えるための環境づくりに是非お役立てください。

7. まとめ

2020年、私たちの生活を大きく変えたコロナ禍。予想だにしなかったこの事態の中で、小さな命を育み、命をかけて守る妊婦さんとそのご家族が抱える不安は、私たちが想像する以上の大きなものなのだと思います。

私たちにできることは小さなことですが、何か役に立てる情報を発信したい、そんな気持ちでこの記事を書きました。

この記事を読んでいただいて、もし、里帰り出産ができない、里帰りをしないと決めたママパパの見えない不安が少しでも和らいでいただけたなら、うれしく思います。

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