先輩ママに聞く授乳いつまで?半数以上が1歳前後と回答したその理由

授乳いつまで

母乳育児を続ける中で赤ちゃんの成長と共に気になってくるのが、授乳をやめるタイミング
離乳食が始まってもまだ授乳回数が多ければ「止められる気がしない」と感じている方も多いと思います。職場復帰が決まっているママであれば特に気になりますよね。

ママ自身が卒乳・断乳を希望して段階的に卒業していくパターン、食の進みがよい赤ちゃんなら離乳食が始まったらおっぱいを飲まなくなり自然と卒乳するパターン、保育園の入園に向けて卒乳を目指すパターン、職場復帰後も朝晩は授乳を続けながら徐々にやめていくパターンなど、そのタイミングと方法は人それぞれで決まりはありません。

その昔、おばあちゃん世代は、1歳でやめるようにと言われていた時代もあったようですが、最近では、赤ちゃんのタイミングで終了するという考えが尊重されています。

世界的に見れば、世界保健機関(WHO)では、母乳は2歳頃まで続けることを推進しています。
もちろん長く授乳していても大丈夫です。赤ちゃんの離乳食がしっかり進んで、食品から栄養をとっていくことができるなら、2歳より前でももちろんOK。

ママが自身の都合で卒業時期を考えていいものですが、とはいえ、それも難しいことですよね。

そこで、ナイスベビーラボでは、授乳経験のあるママスタッフにいつまで授乳をしたか、そのきっかけや方法など卒乳についての社内調査を実施しました。

卒乳時期は1歳前後が多いという傾向が見られましたが、きっかけについてはやはりそれぞれ異なりました。どんな時に卒乳を迎えたのか、リアルなエピソードも公開していきますので是非参考にしてください。
また、卒乳・断乳の時期の目安、その後のママと赤ちゃんの気持ちの変化についても解説していきます。

この記事が、あなたの卒乳のタイミングを決める参考になれば嬉しく思います。

参考:世界保健機関(WHO)

1. 授乳終了時期は1歳前後が7割以上!

授乳イメージ

授乳経験のあるナイスベビーママスタッフにアンケートを実施。「授乳の終了時期」と「授乳終了のきっかけエピソード」について体験談を聞きました。まずは終了時期についての結果から見ていきましょう。

1-1. 授乳はいつまでしましたか?

授乳いつまでグラフ

1歳~1歳半41.2%ともっとも多く、次いで6ヵ月~1歳32.3%1歳半~2歳16.5%全体の70%以上が1歳前後で卒乳したというという結果となりました。半年未満、2歳以上で卒乳したママは少数でした。
離乳食の時期を目途に卒乳する方が多いようですね。時期についての傾向がわかったところで、次は「授乳をやめたきっかけ」についてエピソードを紹介していきます。

3-2. 授乳をやめた時のきっかけは何でしたか?【卒乳・断乳の月齢】

★離乳食のすすみがよくご飯が大好きな子だったから【生後11ヵ月頃】
離乳食を始めた頃から徐々に授乳間隔があいていきました。よく食べる子だったので、母乳よりご飯の方が大好き!という感じおっぱいを飲まなくなりました。卒乳に苦労した記憶は全くありません。

★早めに二人目がほしいと思って【1歳半頃】
1歳半まで母乳をあげていました。高齢だったこともあり、早めに二人目がほしいと思っていましたので、GWの長期休暇を利用して、主人や義理の両親の協力のもと一歳半で断乳しました。

★保育園入園が決まったから【1歳0ヵ月】
1歳の誕生日に保育園入園が決まったので、1ヵ月前から授乳回数を減らして、入園までの卒乳を目指しました。夜中の授乳をやめた初日は、1時間位泣き続け、泣き疲れて寝てくれましたが、夜のギャン泣きは3日続きました。無理かな~とも思ったのですが、4日目からは、欲しがることはなくなり、無事に卒乳を迎えました。

★ママ自身が添い乳を卒業したかったから【1歳1ヵ月】
1歳前に保育園に入っていたこともあり、日中の授乳は必要なくなりました。ただ、甘えん坊さんだったので、夜の寝かしつけに添い乳が必要でした。授乳というより、本人はおっぱい吸っていたかっただけという感じ。おしゃぶり替わりです(笑)1歳過ぎた頃から私が嫌になってきたので、徐々に卒業しました。

★セルフねんねできる子だったから【1歳2ヵ月】
離乳食を始めた頃にはほとんど授乳はなしです。のどが渇けばお茶をよく飲んでいましたので水分の心配も全くありませんでした。指しゃぶりが癖だったこともあり、気づけば夜も添い乳なしで一人で寝るようになっていました。

★二人目の妊娠をきっかけに【1歳3ヵ月】
食事も水分も十分摂れるようになっていたので、日中は授乳なしで夜だけの授乳していました。二人目の妊娠を期に断乳を決意。1日目、泣きじゃくっていましたが、2日目からはほしがることもなくなり、スパっとやめられました。

★子どもの入院がきっかけ【2才半】
周りには1歳前に断乳を頑張っている方もいましたが、私は無理に断乳するつもりは全くありませんでした。ずっとおっぱい飲んでる人もいないし、そのうちに止めるだろうと。
復職後も朝と夜は授乳を継続、仕事中に胸が張り痛くなる時もありましたが、徐々に母乳の需要と共有のバランスが取れました。
2歳半の時に子供が胃腸炎で入院した時、授乳すると吐くので一晩止めたところ、それでピタッとあっけなく卒乳となりました。

3-3. 卒乳・断乳はどのようにしましたか?

★徐々に回数を減らしていった
日中は、離乳食が食べれるようになると、麦茶を飲むようになり、母乳の回数が徐々に減って行きました。歩くようになり活動時間が長くなったら、夜間の授乳もなくなって、自然と卒乳できました。

★絆創膏を貼りました
アンパンマンの顏をマジックで書いた絆創膏を貼って気をそらし、卒乳しました。

★パパの長期休暇を利用して断乳を決行しました
夜間授乳だけの状態になっていたのですが、なかなかおっぱいなしでは寝てくれない子で・・・。2日位パパが寝かしつけを担当してくれたら、おっぱいを忘れたらしく、パタッとやめることができました。

★大嫌いなレモン味にしたら!
レモンを少しだけつけて「大変!ママのおっぱいレモン味になっちゃった」と言ったら、おっぱいに口を付けた瞬間離れ、二度とほしがることはありませんでした。

★おしゃぶりを使って寝かしつけしました
おしゃぶりで落ち着いてくれるという話を姉から聞いてトライしたら、おしゃぶりだけでねんねしてくれました。夜中の授乳をしなくても、寝てくれるようになって、自分の身体もラクになりました。

★ホームシアターで別の楽しみを見つけた
天井にかわいい絵を投影できるおもちゃを使って、お布団に入る際のルーティーンにして、寝かしつけをしました。授乳をしながらでないと寝てくれなかったのが、うそのように、きっぱりとやめられました。(参考:天井いっぱい!おやすみホームシアター

2. 卒乳・断乳の時期の目安

アンケート調査結果から、卒乳時期は1歳前後と赤ちゃんがある程度食べることができるようになった時期が多いことがわかりました。ここでは、卒乳・断乳の時期を赤ちゃんの成長からみた目安として解説していきます。

2-1. 1日3回の離乳食をしっかり食べるようになったころ

赤ちゃんん離乳食

卒乳・断乳は、赤ちゃんが母乳やミルク意外の食べ物から栄養がとれる状態になっていることが前提となります。
生後6ヵ月前後から離乳食を開始するママが多いですが、すすみ具合は個人差があります。1日3回の離乳食をしっかり食べるようになっていれば、食事から栄養が取れていると考えてもいいようです。ストローやコップも使えるようになっていれば、水分補給も簡単にできて安心ですね。

2-2. ママの言うことが理解できるようになったころ

ママと赤ちゃん

赤ちゃんは、まだおしゃべりできなくてもママのいうことをよく聞こうとしています。うなずきやイヤイヤもアイコンタクトで気持ちが通じることもありますよね。
ママが言い聞かせて理解ができることができれば、卒乳・断乳をしてもいい目安とも言われています。ママとのスキンシップを授乳ではなく他の方法で提案してみましょう。

2-3. 夜間の睡眠時間が長くなってきたころ

寝ている赤ちゃん

夜中に何度も起きる赤ちゃんの場合、そのたびに授乳をして寝かしつけをしているママも多いと思います。赤ちゃんの成長と共に、昼間の活動が活発になれば、夜間の睡眠時間も徐々に増え、起きる回数も徐々に減っていきます。
赤ちゃんが長時間睡眠できるようになったなと感じたら、卒乳を考えてもいい目安。夜間卒乳に向けて準備を進めてみるのもいいでしょう。

真夏や真冬は避けて、過ごしやすい季節がおすすめ!
真夏は、いつもより汗をかく量が増えます。脱水などの心配がある時期は特に避けましょう。また、寒い真冬は布団から出てあやすのも大変です。卒乳・断乳をするなら、過ごしやすい春や秋がおすすめです。

3. 知っておこう!卒乳・断乳後の体調変化とケア方法

卒乳・断乳後のママの体調変化も気にかけるようにしましょう。
個人差はありますが、もし体調に不安があれば、地域の保健福祉センターや産科の診療所などに相談することをおすすめします。
ここでは、卒乳・断乳の後に起こりやすい変化やケアについて、ママと赤ちゃんそれぞれについて解説していきます。卒乳を考える際には知っておくと安心です。

3-1. 卒乳・断乳後のママのケア

ママと赤ちゃん

授乳をやめる方法は様々ですが、事情があり急に断乳せざるを得ない場合、今まで母乳を作り続けてきたママの体はすぐには適応できません。乳腺炎や乳腺のうようといった病気を引き起こさないためにも、搾乳をしながら母乳量の調整をしていく必要があります。乳房が少し楽になるまで、絞り過ぎない程度に搾乳し母乳の生成量を徐々に減らしていきますが、トラブル回避のためにも、母乳外来のある産院などに相談してみるとよいでしょう。

卒乳に向けて徐々に授乳回数を減らす場合、自然と母乳量が整ってくるものですが、それでも母乳がたまり痛みを生じることもあります。搾乳機があれば活用し、なければその時だけ手で絞るなどして、トラブルにならないよう注意しましょう。

急な事情がない限り、体も心も卒乳に向けて徐々に準備していくのがベストでしょう。

3-2. 赤ちゃんの心のケア

ママと赤ちゃん

ママのおっぱいが心の栄養になっている赤ちゃんもたくさんいます。卒乳後に、夜泣きが酷くなったり、ママの懐に手を入れて甘えてみたり、耳を触って寂しさを紛らわす赤ちゃんもいます。おっぱいバイバイがスムーズにできる赤ちゃんはいません。時間がかかって当然のことです。赤ちゃんの成長と共に、少しずつ理解できるまで見守ってあげましょう。

また、激しく抵抗する様子が見られるときは、無理にやらない方が良い場合もあります。赤ちゃんの様子をみて、しばらく時間をおいてから再チャレンジしてみてください。ママと赤ちゃん、両方の心に寄り添いながら、無理のないようにすすめてくださいね。

3-3. 搾乳器が必要になるママへ

搾乳

授乳を中断せざるを得ない状況になってしまったら、母乳の搾乳が必要になります。搾乳器があれば、手絞りでは追いつかない場合など、ラクに搾乳することができます。搾乳器を上手に使い、乳腺炎の予防をしていきましょう。

▼ 搾乳器について詳しくはこちらの記事で紹介しています

[参考]厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(案)平成19年3月14日」・日本助産師会「乳腺炎ケアガイドライン2020_第2刷」

5. まとめ 

いかがでしたか?
卒乳・断乳の記憶は、ママの心にも残る一大イベントです。失敗談も成功談もとても大切な思い出になっているようですね。筆者自身の卒乳エピソードは、「でんでらりゅうば」のわらべ唄をエンドレスで歌い、自分の電池が切れるまでトントンしながら寝かしつけて、夜間授乳をやめました。卒乳できた日、嬉しい反面、寂しい気持ちになったのを鮮明に覚えています(笑)
母乳育児は、赤ちゃんにとってもママにとってもかけがえのない時間。いずれ来る卒業の時、周りの声やメディアの情報は様々ありますが、いつどんな形であれ、ママの体調や意思を尊重すべきです。赤ちゃんの様子とママ自身の体調や生活スタイルでその時期を決め、赤ちゃんとのスキンシップを他のカタチで継続していきましょう。

※記事内容は2021年3月現在の情報です。

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