ベビービョルン抱っこ紐の経験者がハーモニーの良し悪しをリアルに解説
ベビービョルンは抱っこ紐やバウンサーで世界中のママパパから絶大な人気を誇るメーカーです。
抱っこ紐選びを始めた方の中には、ベビービョルンを選択肢に入れている方も多いことでしょう。
このページをご覧いただいているのであれば、かなり本格的に購入を検討されてるのではありませんか?
ベビービョルンは、口コミの高さ、信頼性、品質、デザイン…どれをとっても魅力いっぱいのメーカーであることは間違いありません。
筆者の私もベビービョルンの抱っこ紐利用者だったこともあり、その使いやすさや魅力は体感しており十分に理解しています。
そして、その当時よりも機能も種類もさらに充実、パワーアップしていることが見て伺えます。
さて、今回クローズアップしたのは、ベビービョルンの最上級モデルと呼ばれる
「BABY CARRIER HARMONY(ベビーキャリア ハーモニー)」
新生児から3歳頃まで長く使える、フルメッシュタイプの抱っこ紐です。
主な特徴やスペック、使い方については、ベビービョルンの公式サイトで見ていただけますので、ナイスベビーラボでは、実際に見て触って着用してみた感想を、良い点も悪い点も全て含めて正直にレポートしていきます。
ハーモニーを検討中の方にリアルに伝われば嬉しく思います。
抱っこ紐の使い勝手は、人によって環境によって大きく異なります。
高評価でも自分には合わないということもありますので、流行りに流されずご自分に合うものをじっくり選んでいきましょう。
ベビービョルン ベビーキャリア HARMONY(ハーモニー) | |
対象月齢 | 新生児~約36ヶ月(身長53cm~・体重3.2~15kg) |
重量 | 約892g |
サイズ | [ヒップサイズ]約67~160cm [ベルト幅]約6cm |
素材 | [本体]ポリエステル100% [ヘッドサポート内側]ポリエステル80%・綿16%・エラスティン4% [レッグ用ファスナーカバー]綿100% |
価格 | 29,700円 |
本ページはアフィリエイトによる収益を得ています |
1. ハーモニーを見て触って着けてわかった良いところ
今回実際に触ってみたハーモニーのカラーはシルバー。
開封してパッと見た印象は「明るくてキレイ!」とてもいい感じでした。
カジュアル系、コンサバ系、ガーリー系、スポーティ系…どんなファッションも邪魔しない、且つ、存在感もあるカラー。
ユニセックスでパパがつけても違和感がなく、ファッションの一部としても位置づけされる抱っこ紐としては、申し分ないと言っていいでしょう。
見た目の良さは私の個人的感想などより、イメージ写真を見て頂ければ十分にわかりますよね (^^;)
では、ここからは抱っこ紐の本質に迫っていきます。
1-1. ベビービョルン最大の特長は抱き降ろしのしやすさ!
ベビービョルンの抱っこ紐を着用するたびに毎回思うのは、赤ちゃんの抱き降ろしがしやすいこと。
赤ちゃんを抱き入れてから、前面についているバックルを片手で固定することができるので、もう片方の手は赤ちゃんを支えることができます。
他メーカーの類似タイプでは背中にあるバックルを両手で留めて固定するものが多いのですが、ベビービョルンの抱っこ紐においては、バックルの接続がワンタッチでしかも片手でできるのは操作性が高く本当に楽です。
私が元ベビービョルンユーザーなので、抱き降ろしのしやすさについては十分に体感しており、本当におすすめします。
当時、他メーカーの抱っこ紐を友人から借りて使った時に、メンドクサイ...と感じたことがありました。周りには同じメーカーの抱っこ紐を使ってるママがたくさんいて「なんでベビービョルン使わないんだろう...」不思議に思ったことすらありました。
1-2. 柔らかい肌ざわりのよいメッシュで抱っこ紐全体を構成
赤ちゃんの身体を包む全ての面がメッシュで構成されています。
向こう側が透けて見える全メッシュで、通気性が高く蒸れてしまう心配はなさそうです。
夏の抱っこはどんな状況でも暑いのですが、熱がこもらないので赤ちゃんへの負担はかなり軽減され安心ですね。
また、メッシュはゴワっとした硬い素材の抱っこ紐も多いのですが、ハーモニーのメッシュは柔らかく肌ざわりがとてもいいです。場所によりメッシュのタイプも異なり、赤ちゃんの体に触れる部分は柔らかい素材になっていて安心です。
1-3. しっかり固定されながら軽やかな着け心地
ベビービョルン公式サイトには
「日本人ママモニターとベルトを研究し、日本人に合うパッド・長さを開発。 フィット感と荷重分散にこだわった肩・腰ベルトです。」との記載があります。
実際に着用してみると、肩パッド、腰パッド、お腹にあたる部分、全てしっかりした厚みがあり身体を守ってくれる安定感がありました。素材はやわらかく、着け心地もよく、とても軽く扱いやすいと感じました。赤ちゃんが重たくなってきてもこの軽さならかなり負担が軽減されるのではないでしょうか。
お腹があたる部分もクッション性があるので、産後ママでも安心して使えそうです。
1-4. 成長に合わせたサイズ調整に幅広く対応
最近の抱っこ紐は赤ちゃんの成長に合わせて、足の角度を変えたり頭を支える位置を調整できたり、機能性の高いものが多いですよね。
ハーモニーも細やかな調整ができるように各所に工夫が施されていました。
1-4-1. 足の開く幅を微調整できる
赤ちゃんの成長に合わせて足の開く幅を調整することができます!というのは最近の抱っこ紐機能では対応しているものが多いですよね。
ハーモニーの場合、お尻の位置に付いているジッパーを開閉し、赤ちゃんのお尻サイズに合わせ足の開く幅を調整することができます。
このジッパーがポイントでして、どの位置でもピタッと止まるようにロックすることができます。すごい小さな機能なんですが、この細やかな機能がすごい!と思いました。
1-4-2. 本体の長さも調整できる
ハーモニーのサイズ調整ですごいのは本体の長さ自体を変えることができること。
赤ちゃんのお尻のあたりにジッパーが付いていて、開閉することで長さを変えることができます。
ヘッドサポート部分の折り返しでサイズ調整をするタイプが多いのですが、本体自体のサイズを調整できるのはとても便利だと思いました。
1-4-3. ヘッドサポートは折りたたんで調整できる
ヘッドサポートは2段階で折りたたみ位置を固定することができるので細やかな調整が可能です。
ヘッドサポートと肩紐もアジャストできるベルトが付いているので、首座り前や眠ってしまった時でも頭をしっかり支えることができます。
1-5. 赤ちゃんの体にぴったりと沿う柔らかな素材
抱っこした時に、赤ちゃんの体と抱っこ紐の間に空間ができてしまい、イマイチ安定感を感じない抱っこ紐があるのですが、ハーモニーはフィット感がありました。
お尻部分、背中、赤ちゃんの身体を優しく包んでくれる安定感があります。柔らかな素材と細やかなサイズ調整機能がこのフィット感を生み出しているのだと思います。
1-6. 体格差夫婦のシェアでもストレスなくサイズ調整できる
ウエストベルト、肩ベルトは十分な長さがあり、男女兼用で使うことができます。サイズ調整は基本的にベルトを引っ張るだけで簡単なのですが、ベルトがスーッと引っ張ることができてとても調整しやすかったです。
実際に身長差30cmで付け替えしてみましたが、ストレスはありませんでした。
2. ハーモニーを見て触って着けて感じたデメリット
続いては、デメリットとして感じた部分をレポートします。
多機能で便利であることゆえに感じるマイナスポイントがいくつかありました。
使い方が複雑で覚えるのが大変、幅広いサイズに対応するために起こるデメリットなど、選ぶ際には気を付けて見ていただきたいポイントですので、メリットと合わせて検討材料としてください。
2-1. 多機能ゆえの複雑さは避けらない
幅広い月齢で対応できる、細やかなサイズ調整ができる、3ポジションに対応している、などなど、多機能且つ高機能なハーモニー。それゆえの複雑な構造は避けられません。
最初は取説や動画を見ながら、使い方をひとつひとつマスターしていく必要があります。とはいえ、慣れてしまえば難しいことはありません。使いこなすまでに少し時間は要しますが、持っていればとても便利な抱っこ紐ですので、マスターするまで頑張って学びましょう!
2-3. 柔軟性の差?!背中のベルトが締められない><
左右の肩ベルトをつなぐベルトは正しい位置にセットする必要があります。
肩甲骨の下あたりにセットして、たるみがないようベルトを締めます。
使い方動画や取説だと、肩ベルトしてから調整する指示になっていますが、実はこれが難関となる場合も!?
特に肩回りの柔軟性がない人はできないようです。
私は簡単にできたのですが、ナイスベビーのパパスタッフ2名にやってもらいましたが、全くできませんでした><
でも、安心してください!
肩回りが硬くて手が届かなくても大丈夫!
おすすめは、着用前にベルト位置をセットしておくことです。
目安の位置ですが、この位置(下記写真)で最初にセットしておけばだいたいいける感じでした。
男性と女性で身体の厚みも違うので、肩ベルトの要する長さもかなり変わってきてます。
あくまでも目安ですが、パパの場合は一旦一番下にセットしてよさそうです。ママの場合、写真は小さめモデルなので、身長の高い方はもう少し下にずらすといいと思います。
公式の解説とは手順が異なりますが、下記の手順がやりやすかったです。
- ハーモニーを広げます。
- 肩ベルトをつなぐベルト位置を体型に合わせて移動させます(下記の写真参考)
- 2のベルトは肩幅の広い方は一番長く、女性の標準体型であれば少し絞めておきます。
- ハーモニーを着用します。
- 腰ベルトをしっかりしめて腰位置を確定させます。
- 左右の肩ベルトを引っ張り長さを合わせます。
- 2のベルトを引っ張りたるみがないように締めます。
最後に左右の肩ベルトをつなぐベルトを締めますが、手が届かない方は誰かに絞めてもらってくださいね。サポートしてくれる人がいない場合は、面倒ですが、一度外して少し絞めてから着用しなおしてください。
2-4. 小柄なママには大きすぎるかも?!
男女共用抱っこ紐のデメリットとして、小柄なママの体型に合わないことがあります。
今回着用してみて、身長154cmでマックス縮めたサイズがちょうどよかったので、すごく華奢なママや身長が150cm以下だと肩が浮いてしまうと思います。
ジャストサイズに縮めると、全てのベルトがダランと余ってしまうので、ベルトホルダーにうまく丸めこむか、どこかで結ぶかして、引っ掛けることがないよう注意してください。
2-5. 新生児対応だけど新生児にはおすすめしない
ハーモニーの対象月齢は「新生児から生後36ヵ月頃」で、小さな赤ちゃんでもインサートなしで使える仕様となっています。
新生児でも大きく生まれた赤ちゃんであれば大丈夫かと思いますが、普通体型の新生児期の赤ちゃんには大きく使いにくいかもしれません。
サイズの問題もありますが、密着度という観点から赤ちゃんとママの安心感を求めるのであれば、新生児期はラップタイプやスリングなどできるだけ密着できる専用タイプをおすすめします。
多機能タイプは長く使える抱っこ紐ですので、1つは必ず持っておくと便利ですが、新生児期を過ぎて赤ちゃんの成長具合を見ながら移行していくのがよいと思います。
2-6. おんぶポジションの難易度問題あるある
おんぶポジションにする場合は、一旦、対面抱っこポジションにしてからおんぶポジションへと移行します。
最初からおんぶポジションはできません。
初めての時は難易度が高いので、しっかりと練習してやり方をマスターしてください。
これは多機能抱っこ紐のあるあるでもあります。慣れてしまえば簡単ですし、おんぶができるととても便利なので是非マスターして使ってほしい機能です。
ただ、赤ちゃんが小さいうちはいいと思うのですが、重たくなってきてから、前向き抱っこからくるっと回しておんぶポジションにするのはちょっとシンドイかもしれません。
日常的におんぶがメインとなるのであれば、多機能抱っこ紐ではなく、専用のおんぶ紐を使うのも選択肢のひとつです。
3. ハーモニーをおすすめしたいのはこんなママパパ
ここまでレポートしてきた通り、良いと感じた点、イマイチだと思った点、それぞれありました。
これはハーモニーに限ったことではなく、色々なアイテムにおいてあることだと思います。
要は「どんな目的で使うのか」ということが大切で、その目的が叶うのであれば自分にとって良い商品なんだということです。
抱っこ紐を選ぶ際は
「みんなが持っているから」
「流行っているから」
「口コミがいいから」
などといった表面上の理由ではなく、どんな生活シーンで使いたいのかをしっかりイメージした上で商品を選んでいきましょう。
下記のような条件で探している方は是非ハーモニーを選択肢の一つとして入れてみてはいかがでしょうか。
- ママパパ共有で使いたい
- 抱き降ろしがしやすい抱っこ紐がほしい
- 赤ちゃんが重たくなっても楽に使える抱っこ紐がほしい
- メッシュタイプを探している
- 長く使えるタイプがいい
- 色んな抱き方をしたい
- 肩や腰、身体の負担を軽減できる抱っこ紐がほしい
試してみたい人は短期レンタルを活用して!
長く使う抱っこ紐は「失敗したっ!」ということのないよう、じっくり選びたいですよね。
そんな時は短期レンタルでお試しするのがおすすめ!
店舗での試着だけでは正直自分に合う合わないは判断できません。一定期間、生活の中で使ってみることで本当の使い勝手がわかるものです。
失敗なくガチで選びたい!と思う方には絶対にレンタルをおすすめします。
ナイスベビーではハーモニーのレンタルも取り扱っています。
【短期レンタル】2週間:6,380円
【長期レンタル】6ヵ月:12,980円
※1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月レンタルもございます。
4. まとめ
今回のレポートは辛口コメント込みとなりましたが、総合評価としてはとてもいいと思いました。
序盤で申し上げましたが、ベビービョルンの最大の押しは、抱き降ろしのしやすさです。抱く側にしっかりとアジャストさせてから赤ちゃんを抱っこできる安定感はさすがだと思いました。
全メッシュの通気性や軽さ、柔らかさもとてもよかったですし、長く使えるキャリータイプをお探しの方には是非選んでいただきたい抱っこ紐のひとつです。
メリットデメリットを含め、ハーモニーの導入を検討されているママパパの参考になったなら嬉しく思います。
赤ちゃんの成長はあっという間です。一瞬一瞬を大切に、全ての時間が素敵な思い出となりますように。
※記事内容は2022年5月現在の情報です。
ベビー用品のレンタルは
ナイスベビーにおまかせ!
取り扱いレンタル商品400種類、在庫数3万点以上!
ベビーベッドを中心にベビーカーやチャイルドシート、ハイローチェアなど最新モデルを含め、数多くの商品の中から自分にぴったり合うベビー用品をレンタルすることができます。ナイスベビーならはじめてのレンタルでも安心
赤ちゃんが使うものだし、レンタル品は衛生面が心配。
高温スチームやオゾン発生機、電解水を用いた独自の
メンテナンス技術で衛生的で安心してご利用いただけます。
借りたものを壊しちゃったらどうしよう。
ナイスベビーの安心サポートで利用中に壊してしまっても弁償はありません。無料で交換いたします。
はじめての出産で何を用意すればいいのか分からない。
ベビーベッドの組み立てがちゃんとできるか心配。
ナイスベビー便配送によるベビーベッドの組み立て、設置、詳しい使用説明をしますのでご安心ください。
※ナイスベビー便配送エリアが限定されています。また組み立てには駐車スペースの確保をお願いしております。
カタログ無料請求受付中!
最新版カタログの表紙を飾るのは南明奈さん&濱口優さんご夫婦!
レンタル品も購入品もまとめて見られて便利!
出産準備に必要なアイテムや育児に役立つ
情報がギュッと詰まった一冊をお届けします。
濱口家流ハッピー子育てインタビューも必見です!