これを読めば完璧!ベビーカーの全てがわかる種類・機能・選び方解説

これを読めば完璧!ベビーカーの全てがわかる種類・機能・選び方解説

初めてのベビーカー選び、販売店で見かける国内有名メーカーやネットで見た海外メーカーのおしゃれなデザイン、価格もまちまちで何を基準で選ぶべきか難しいですよね。

ベビーカー選びを始めたみなさんが最初に持つ疑問は「ベビーカーの種類」について、かもしれません。

ベビーカーの種類は、日本国内ベビーカーの中では、大きく分けて2種類に分けられます。赤ちゃんの月齢と成長度合いによって使い始めの時期を二分化して「A型」「B型」と分類しています。

まずはこの2種類についてきちんと理解をした上で、ライフスタイルや使用開始時期を考慮しつつ、ベビーカーの選定を進めていくのがスムーズな流れです。

そこで今回は、ベビーカーの基礎知識「A型・B型」について解説、その後、ベビーカーそれぞれが持つ機能の特徴について、また、生活環境によって異なる選び方も解説していきます。

ベビーカーの機能を理解した上で、ご自身のライフスタイルと照らし合わせると、自ずと必要な機能が見えてきます。最後まで読み進めていただければ、ベビーカー選びがぐっと現実的なものに近づいてくるはずです。

記事の最後には、絶対得するレンタルの活用術とナイスベビーのお得な情報もご紹介しますのでお見逃しなく!

これから始まる赤ちゃんとの生活をより快適にしてくれるベビーカーを選んで、お出かけをラクに楽しく過ごして下さいね!

1. ベビーカー「A型」「B型」の定義

国内メーカーのベビーカーには、「A型」「B型」の2種類があります。この基準は、商品の安全性を保証する制度「SG基準*」に基づいて、ベビーカーを二つに分類しています。
それでは、「A型」「B型」それぞれの定義と特徴について解説していきます。

*「SG基準」SGはSafe Goods (安全な製品)の頭文字を合わせたもの。一般財団法人製品安全協会が商品の安全を保証するために定めた基準

A型 B型
コンビ スゴカルαコンパクト B型ベビーカー
対象月齢
1ヵ月または3、4ヵ月から最大48ヵ月 7ヵ月から最大48ヵ月
座面と背もたれの角度
150度以上4ヵ月以上のものは130度以上 100度以上
使用時期目安
首または腰がすわる前から使用可 腰がすわってから使用可
姿勢
寝かせた状態で使用可 座った状態で使用可
望ましい連続使用時間
寝かせた状態で2時間以内
7ヵ月以上で座った状態は1時間以内
1時間以内

[参考]一般財団法人製品安全協会:SG基準「ベビーカー」

1-1. 「A型」生後1ヵ月から使えるベッド型ベビーカー

A型ベビーカーは、背もたれをしっかりと倒すことができるので、「生後1ヵ月から」すぐに使い始めることができます。首すわり前の赤ちゃんが使う場合、身体に負担のかからない姿勢で寝かせたまま移動できる仕様になっています。
また、路面の状況により、走行中にガタガタした道でも小さな赤ちゃんに振動が直に伝わるのを防ぐ、衝撃吸収する機能が装備されています。

A型ベビーカーのデメリットは、高機能であるために、大型で重さがあり価格が高めという点です。
生後1ヵ月から3歳頃まで長く使える設計ですが、お子さまの成長と共に扱いにくさを感じ、軽量なベビーカーに切り替える方も多いようです。

1-2. 「B型」は生後7ヵ月から使えるイス型ベビーカー

B型ベビーカーの特徴

B型ベビーカーは、赤ちゃんの月齢が「生後7ヵ月から」且つ「腰がすわってから」使えるイス型のベビーカーです。リクライニングの角度は100度以上のものという基準がありますが、倒せなくてもOKとしています。
成長した赤ちゃんを連れて外出する時、赤ちゃんを乗せて押すだけでなく、たたんで持ち運ぶことも想定したコンパクトなベビーカーが主流です。

B型ベビーカーのデメリットは、A型のように多機能ではないため、クッション性やリクライニング角度も浅く、対面式になる機能はついていません。7ヵ月頃からの使用となるため、小さな赤ちゃんのための充実した機能は期待できません。

1-3. 「AB型」の分類はなし!正式には「AB型=A型」

AB型ベビーカーについて、まず知っていただきたいのは、現在のSG基準では「AB型」は存在しない、ということ。
AB型は、2003年当時に誕生した「高性能の新B型ベビーカー」呼称。正式な区分や基準はなく、A型とB型を合体した万能ベビーカーとして『AB型』と呼ばれるようになり、一般的にも広く知られるようになりました。
2004年のSG基準改定時に「A型」の区分に吸収されたため、現在では【AB型=A型】という分類となっています。但し、万能ベビーカーのイメージが残っているため、今でもあえてAB型と表記する販売店もあるようです。

国内メーカーのA型は、軽量化されてよりコンパクトなタイプを作り出していることもあり、今のA型の主流は、いわゆるAB型と呼ばれるタイプが大半を占める状況にもなっています。ベビーカーの必要な期間を長く使って、1台で済ませたい方に人気のタイプです。

2. ベビーカーの機能から見る種類の解説

ここでは、ベビーカーそれぞれが持つ機能に注目して種類分けしてみました。選ぶ際のポイントについても触れていきますので参考にしてください。

2-1. 対面・背面どちらも切替できる「両対面式」

両対面式は、A型ベビーカーの人気機能です。
赤ちゃんとママが向かい合った状態になる「対面式」と、進行方向を向く「背面式」が、ハンドルの切替えで簡単にチェンジできる便利な機能です。
メリットとしては、低月齢の赤ちゃんがママパパの顔を見て不安を軽減できる点、赤ちゃんの様子を見守れる点で、お互いの大きな安心感につながること。この時期ならではの醍醐味を味わうこともできます。

デメリットは、切替機能によりハンドルの剛性が乏しくハンドルにあそびがあるため、押しづらさを感じる点です。赤ちゃんの成長と共に機動性が重視されてくると、背面での使用が大半で対面にする頻度は激減します。

ちなみに、両対面式はA型特有の機能、B型に対面式機能は付帯していません。

ベビーカー 対面 背面

「両対面式」を選ぶなら、ベビーカーの使い始めの時期がポイントになります。一般的に向かい合う「対面式」で使うのは、腰すわり頃までになる傾向があります。赤ちゃんが低月齢の時期からよく使う場合は「両対面式」を選ぶと安心感が高く満足度も上がります。

2-2. 操作性抜群の「背面式」

大人と赤ちゃんが同じ進行方向を向いて、外の景色を見ながらお出かけできるのが背面式です。両対面式より軽くてコンパクトなものが多いので頻繁に外出する方におすすめのタイプです。「両対面式」に比べてフレーム剛性に優れていて赤ちゃんが大きくなった時でも、軽い力で推し進めやすく長い期間使えるという特徴があります。

「背面式」のデメリットは、対面にならないために、ママの後追いをするころの赤ちゃんがママの姿を探して泣くこともあります。もちろん個人差がありますが、ベビーカーになれるまでに時間がかかるケースも。

ベビーカー

「背面式」を選ぶなら、実際に赤ちゃんを乗せて触って押してみると、走行性や操作性の良さ感じることで納得して商品選びができます。また、長い期間を使いたいと思いなら、背面式タイプがシンプルにアクティブに移動することができる背面式がおすすめです。

2-3. 走行性・安定感を重視するなら「三輪タイプ」

三輪ベビーカーは前輪1つ、後輪2つと全部で3つのタイヤで走行します。最大の魅力は、なんと言っても走行性・操作性が優れていることです。ハンドル操作がスムーズで小回りが利き、方向転換も楽にできます。タイヤ径が大きくつくられていて、段差やデコボコした道でも衝撃を吸収してくれ、赤ちゃんに伝わる振動を軽減してくれます。タイヤはシングルタイヤが主流ですが、ダブルタイヤの製品もあります。

三輪ベビーカーのデメリットはというと、重量が重くサイズが大きいため、置き場所をとってしまうこと。また、対面式タイプの製品がほとんどありません。

3輪ベビーカー

三輪タイプを選ぶなら、まず自宅での収納場所を決めて置くとスムーズです。特に電車を利用するシーンがある場合、横幅をチェックしてください。通常の改札幅を通ることができる55cm以下であれば移動中に困ることはありません。さらに、階段を使うシーンが予想できるなら、重さがネックになりますので注意が必要です。

2-3. 国内ベビーカーの軽量化に注目!「軽量タイプ」

軽量タイプのベビーカーは、B型だけでなくA型のベビーカーにも多く見られるようになり、3kg台のA型ベビーカーも登場しているほど!
一般的に軽量というと、片手で持てる5kg以下のタイプを指すことが多く、8kg以上の場合は持ち運びが容易ではないため、重いベビーカーの類に分けることができます。

国内のベビーカーメーカーでは、日本の公共交通機関や住環境、通路幅に合わせて高性能なA型ベビーカーの軽量化に力を入れています。一方で、海外製のA型ベビーカーは、石畳や芝生など路面に凹凸のある場合でも、スムーズに走行ができる様に低重心でタイヤ径が大きく、本体が重くつくられていることが多くあります。

軽量ベビーカーとの比較

赤ちゃんを抱っこしてベビーカーを片手で持ち運べる軽量タイプを優先するか、重くなってきた赤ちゃんを乗せて押す時の走行性の良さを優先的に選ぶか、それぞれの住環境やライフスタイル、どちらにストレスを感じるかによって選ぶと良いでしょう。

2-4. 小さく折りたためる「コンパクトタイプ」

コンパクトタイプのベビーカーは、小さく折りたたんで収納できるタイプです。ベビーカーメーカーの開発努力によって生まれたもので、従来の折りたたみサイズの半分ほどになるものもあります。
特に海外メーカーでは、飛行機の手荷物として機内に持ち込めるサイズや、キャリーバッグのようにタイヤを転がして運べるものも人気です。車や自転車のカゴに乗せて運び、移動先で使えるのでとても便利なタイプです。

ベビーカー収納

コンパクトなベビーカーの折りたたみ方には、ワンタッチでオートクローズするマジックのような簡単なものも出ています。各メーカーで開閉の方法も動画で紹介されているので、購入前にチェックしておくと安心です。

2-5. チャイルドシートとベビーカー一体型「トラベルシステム」

トラベルシステムは、チャイルドシートをベビーカーにドッキングして移動できる画期的なシステムです。
眠ってしまった赤ちゃんを起こすことなくそのまま移動できるのが最大のメリット。家の中にチャイルドシートのまま運んで、赤ちゃんを寝かせておけるとても便利なアイテムなのです。

トラベルシステムのデメリットとしては、ベビーカー本体の重さとチャイルドシートの重さがプラスされると、かなりの重さになる為、持ち運びが必要になる段差や階段がある環境には不向きです。

スムーヴ トラベルシステム

トラベルシステムのベビーカーは、ドッキングできる専用のチャイルドシートと接続用アダプターが必要です。チャイルドシートは、生後すぐから1歳まで使えるタイプなので、成長したらチャイルドシートの買い替えが必要になります。生後すぐ~頻繁に赤ちゃんを連れて車で移動するシーンが予想される方におすすめのタイプです。

3. ライフスタイルから考える選び方5つのポイント

ベビーカー選びは、見た目の良さや好みが重視されがちですが、まずはご自身のライフスタイルに適合するものであるかを見極めることが大事。気に入って購入したのに、使い勝手が悪かったらガッカリですよね。
デザインも機能も満足しできる1台を選ぶためにも、ベビーカー選びでチェックしてほしい5つのポイントについて解説していきます。是非参考にしてください。

3-1. ママパパが使いやすい機能

ママパパが使いやすい機能かどうかもチェックしましょう。

ベビーカー機能

★自立★ 自立しないと、施設や病院のエントランス付近に停めるとき不便。自立すれば玄関スッキリ。
★重さ★ 重さ5㎏以下なら、ママでも階段OK、重さ10㎏だと小さい段差を越えるのも辛い。
★収納★ お出かけ時は、荷物が多く収納できると便利です。出し入れのしやすさもポイント。

3-2. 赤ちゃんが快適に安心して過ごせる装備

生後1ヵ月からベビーカーを使うご家庭は、外の環境でも赤ちゃんが快適に過ごせるかチェックしましょう。

快適性

★幌★ 紫外線や花粉、ウイルスから守ってあげられる大きめ幌なら安心。
★座面★ 座面が高いと熱やホコリから赤ちゃんを守れる。(ハイシートの目安は50cm以上)
★クッション★ 振動を吸収してあげられるクッションシートなら小さい赤ちゃんに安心。

3-3. 普段の交通手段にマッチしているか

いつもお出かけする時の交通手段に、電車やバス、徒歩など、メインの移動手段に合っているかチェックしましょう。

交通手段

★電車・バス★ 簡単にたたんで持ち運べる軽量タイプが◎。
★徒歩★ でこぼこ道や坂道を押しやすい、小回りが利く大きめタイヤが安心。
★車★ コンパクトにたたんで、車に簡単に乗せられる大きさ。

3-4. 居住環境にマッチしているか

住んでいる建物が、戸建やマンション、エレベーターの有無によって使いやすさに差が出てきます。また、家までの道のりに歩道橋や坂道がある場合、重視したい点は違ってくるでしょう。

住環境

★戸建・集合住宅(エレベーターあり)★ 折りたたみできる自立タイプが◎玄関スッキリ!
★集合住宅(階段のみ)★ 持ち運び簡単な軽量コンパクトが◎重さが最重要。
★坂道がある★ ハンドル部分の手元にブレーキがついているものが安心!

3-5. 安全基準を通過しているか

安全性についてはよく見ていきたいポイントです。大切な赤ちゃんを守るうえで、製品の安全性と正しい使い方が重要になってきます。SGマークなどの安全基準を通過した商品かどうかチェックしてから購入を検討しましょう。

SGマーク(日本)
sgマークSafe Goods (安全な製品)を表し、一般財団法人製品安全協会が定めた安全基準に適合していることを示すマークです。

一般財団法人 製品安全協会
EN規格
EN規格とは、EU(ヨーロッパ連合)域内における統一規格。EN規格は、EU加盟国間での貿易円滑化と産業水準の統一を目的とする規格です。
ASTMマーク
世界最大規模の米国標準化団体であるASTM Internationalが策定・発行する規格です。世界75か国で法規制等の基準とされるなど、国際的に広く支持されている規格です。

4. 使用頻度が低いA型ベビーカーはレンタルという賢い選択

赤ちゃんは、生後1ヵ月まではほとんど外出の機会はありません。はじめてベビーカーを使うとすれば、1ヵ月検診などの通院時やお宮参りなどの特別な外出の時です。

実際、赤ちゃんの成長や住環境や家族構成によって、使用頻度は異なりますが、首のすわっていない新生児とその家族がベビーカーで頻繁に移動をする機会は少ないのが現状です。
使用頻度が低い予想であれば、生後1ヵ月から使えるA型ベビーカーをレンタルして使用することも賢い選択の一つです。

生後1ヶ月から生後7か月頃までは、安定感のあるA型ベビーカーを使って、その後、軽いB型ベビーカーに買い変える予定であれば、ナイスベビーの借りて+買ってプランがおすすめです。
まず、A型ベビーカーを6ヵ月レンタルし、赤ちゃんの身体がしっかりして来たら、B型ベビーカーに切り替える。不要になったA型を返却すれば、保管の場所も処分する必要もなく無駄のない切り替えができます。

借りて買って

5. まとめ

いかがでしたか?

ここでは、これからベビーカーを選ぶうえで知っておいてほしいことをご紹介しました。
ベビーカーの種類を知って頂き、自分にあうタイプや必要な機能がイメージ出来れば、失敗なしのベビーカー選びが出来ると思います。

それぞれのご家庭によっては、ベビーカーにかける費用を抑えたいとお考えなら、使用期間の短いA型ベビーカーはレンタルがおすすめです。長く使うB型をお得に購入できる「借りて買って」プランは、ナイスベビーならではのサービスです。無料のカタログ請求をして、検討してみてくださいね!

赤ちゃんとの快適なお出かけができるよう頼もしい相棒を見つけていきましょう!

※記事内容は2021年6月現在の情報です。

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