ベビーシートは1歳頃まで!チャイルドシート種類の解説と選び方手順
これから生まれる赤ちゃんのためにチャイルドシートをお探しでしょうか?
6歳未満の子供を車に乗せるときには、チャイルドシートの着用が義務となっているのはすでにご存知かと思います。
乗用車のシートベルトは大人サイズで、子供の体格には合わないため、座席にチャイルドシートを取り付けて、万が一の事故に備えるための重要な安全装具です。
チャイルドシートの基本的な分類として対象年齢や体格の違いで呼び方が異なります。少し紛らわしいのですが、これら全てを総称して「チャイルドシート」と呼びます。
●新生児から1歳頃までの「乳児用」ベビーシート
●新生児から4歳頃までの「乳児・幼児兼用」チャイルドシート
●1歳頃から4歳頃までの「幼児用」チャイルドシート
●4歳頃から9歳頃までの「学童用」ジュニアシート
このほかに、乳児・幼児・学童の種類を組み合わせた長期間使用可能な兼用タイプも多く販売されています。
生まれたばかりの赤ちゃんが使用するためのチャイルドシートは、下記の2つのタイプから選ぶことになります。
●乳児用の「ベビーシート」
●乳児・幼児兼用の「チャイルドシート」
ここでは、生まれて間もない赤ちゃんに使えるこの2タイプの違いを徹底的に比較し、どのように選べばいいか詳しく解説していきます。また、設置する場合の安全な取付方法もお伝えします。
さらに、新生児から1歳頃までのベビーシートについては、レンタルがおすすめの理由についてご紹介します。
最後までお読みいただければ、自分のライフスタイルに合った適切なチャイルドシートのタイプを選ぶことができます。
では早速見ていきましょう!
1. 新生児から使えるチャイルドシート2タイプの特徴
はじめに、チャイルドシートの種類について、新生児が使えるものを2タイプ紹介します。
チャイルドシートのメーカーによっても製品ごとに使用可能な体重・または身長が設定されていますので、安全のために必ず適切なチャイルドシートを使用してください。2タイプの特徴と違いについて解説していきます。
乳児用専用 「ベビーシート」 |
乳児・幼児兼用 「チャイルドシート」 |
体重:13kg未満 身長:70cm以下 年齢:新生児から1歳くらい 取付方向:後ろ向き専用 |
体重:18kg前後 身長:100cm以下 年齢:新生児から4歳くらい 取付方向:後ろ向き・前向き切替可能 |
1-1. 【対象月齢1歳頃まで】乳児用ベビーシートの特徴
持ち手が付いた「乳児用ベビーシート」は、小さな赤ちゃんに特化した構造のチャイルドシートです。
眠った赤ちゃんを乗せたまま持ち運ぶこともできることから「キャリータイプ」とも呼ばれています。使用期間が1歳頃までと短いためにその後は幼児用チャイルドシートへの乗り換えが必要となります。
例えば、出産退院時に初めてチャイルドシートを使う時、小さなふにゃふにゃの赤ちゃんをシートに乗せるのはちょっと不安ですよね。
そんな時ベビーシートなら、病室まで持って行き、シートに赤ちゃんを乗せ、ゆっくりとセッティングができます。赤ちゃんを乗せたまま車に移動すれば、スムーズに短時間で設置することができます。退院の日が、暑い日や寒い日、雨の日であったとしても、ベビーシートなら乗せ降ろしが楽に感じるはずです。
さらに、長く使える兼用タイプと比較すると軽量でコンパクトなため、レンタカーやカーシェアリングを利用するご家庭向けに需要が高まっています。赤ちゃんを乗せたまま移動できる手軽さ、レストランや家の中でベビーチェアとして使える多機能性も人気の理由です。
さらに、専用のベビーカーにドッキングさせて使うトラベルシステム対応なので、外出が頻繁なアクティブファミリーが注目するアイテムとも言えます。
メリット |
・眠った赤ちゃんを起こさずそのまま運べる! ・軽くコンパクトで省スペース! ・複数の車に乗せ換えしやすい! ・座席にベースがあれば、取り付けがラク! ・小さな赤ちゃんの身体にフィットして安全! ・トラベルシステム対応! |
デメリット |
・乗せ降ろしの都度シートベルトで本体固定が手間 ・リクライニングできない商品が多い ・1歳ごろから使えるチャイルドシートに買い替えが必須 ・赤ちゃんが重くなると持ち運びが大変 |
トラベルシステム対応のベビーシートについてはこちらの記事で詳しく紹介しています
そのまま運べる!チャイルドシートとベビーカー一体型は新生児期に最適!
1-2. 【対象月齢4歳頃まで】乳児・幼児兼用チャイルドシートの特徴
一般的に多くのご家庭で購入する最初のチャイルドシートが「乳幼児兼用チャイルドシート」です。新生児期から4歳まで長く使えるため、このタイプを選ぶ方の割合が多くなっています。
乳幼児兼用チャイルドシートには特殊な機能が付いていないシンプル構造の座席固定タイプと、大型の回転式や横型ベッド式などの多機能タイプがあります。
ここでは、この2つのタイプの特徴とメリットデメリットを紹介します。
1-2-1. シンプル構造の座席固定タイプ
このタイプは、幅広い月齢に対応し、赤ちゃんの成長に合わせた座り心地を実現するために、インナークッションやヘッドサポートの調節などの機能が搭載されているのが特徴です。主な移動手段が徒歩や電車、バスで、車を利用する頻度が少ないのであれば、長く使えるシンプルな座席固定タイプ、乳児・幼児兼用チャイルドシートを選ぶほうが経済的です。
メリット |
・軽く持ち運びがラク! ・座席に固定すれば都度取付はしなくてOK! ・シンプル構造で扱いやすい! ・複数の車に乗せ換えしやすい! ・お手頃価格! |
デメリット |
・後ろ向きでの乗せ降ろしがしづらい ・リクライニングできない商品が多い ・車内に据え置くため、真夏だとシートが高温になり、冷ます時間が必要 ・お子様の体格によって終了時期が早い場合もある |
1-2-2. 多機能の回転式タイプ
構造が複雑でやや重いので、一定の座席に固定したまま乗せ換えのないご家庭に選ばれています。
操作性や赤ちゃんの快適性を実現した高性能なタイプは、価格も高額になりがち。乗せ降ろしの頻度が高い場合や予算に余裕があれば回転式チャイルドシートが使いやすくおすすめです!
メリット |
・回転式で乗せ降ろしが断然ラク! ・リクライニングOKで姿勢がラク! ・ヘッドレストの高さ調節機能付き! ・日よけ幌付きなら安心! |
デメリット |
・台座が高く大型で重い ・複数台の車への乗せ換えに不向き ・前向きになると回転式はあまり使わない ・車内に据え置くため、真夏だとシートが高温になり、冷ます時間が必要 ・お子様の体格によって終了時期が早い場合もある |
2. チャイルドシートを選びで重要な3つのチェックポイント
チャイルドシート選びには、予算、デザイン、ブランド、機能性など様々な要素の判断が必要ですね。何を基準で決めてよいものか難しいと思いますが、まずチェックしてほしい重要なポイントはこの3つです。
●チャイルドシートのタイプ
●車への固定方法
●安全基準
本章では、この3つのチェックポイントについて解説していきますので、商品選びにお役立てください。
2-1. チャイルドシートのタイプを選ぶ
はじめにお伝えした様に、新生児から使えるチャイルドシートは、乳児用の「ベビーシート」と乳児・幼児兼用の「チャイルドシート」から選ぶ必要があります。これから始まる赤ちゃんとご自身の生活スタイルに合うタイプを予想しながら選ぶのは容易ではありませんが、車の大きさや使用頻度、乗せ換えがあるかどうか、計画しているお子様の人数などを検討して選ぶこともできます。
詳しくはこちらのタイプ別診断を参考にしてみてください
タイプ別診断でわかる!あなたにぴったりなチャイルドシートの選び方
2-2. 車への固定方法を選ぶ
固定の方法については、基本的に2種類あり、車本体にチャイルドシートを固定する「ISOFIX(アイソフィックス)固定」という方法と、車本体の座席のシートベルトでチャイルドシートを固定する「シートベルト固定」があります。どちらを選ぶかは、乗用車の車種や年式によって異なりますので、事前に調べておく必要があります。それぞれの固定方法の特徴を解説していきます。
ISOFIX(アイソフィックス) |
シートベルト固定 |
2-2-1. 誰でも簡単確実に取付可能な「アイソフィックス固定」
シートベルトを使わずに取り付け可能な、国際規格のチャイルドシート固定方式。車に装備されたISOFIXアンカーにチャイルドシートのコネクターを直接ドッキングして固定するので、装着ミスが少なく、誰でも簡単確実に取り付けできます。
詳しくはこちらの記事で紹介しています
アイソフィックス対応チャイルドシートの選び方とおすすめ10選!
2-2-2. ほとんどの車に取付可能な「シートベルト固定」
シートベルトを使用して座席にシート本体を取付けるタイプの固定方法。従来から一般的な固定方法でしたが、最近では、アイソフィックス固定と両方兼用できるものも増えています。
詳しくはこちらの記事で紹介しています
シートベルト固定チャイルドシートの正しい選び方とおすすめ10選!
2-3. 安全基準を通過しているものを選ぶ
チャイルドシートには、安全基準を通ったものか確認する必要があります。販売サイトでの中古で購入の場合、一部安全基準を確認できないものもありますので、注意が必要です。万が一のために準備するものですので、厳しい検査をクリアした商品を選びましょう。現在、市場に流通しているものの中で、下記の安全基準マークがついているかを確認してください。
ECE R44/04 |
2012年7月から日本のチャイルドシート安全基準が、欧州の基準に合わせたヨーロッパの安全基準となりました。このため、上記のようなEマーク認可がおりた商品しか販売認められていません。
購入する際は、必ずEマークのついたチャイルドシートを選ぶようにしましょう。 |
R129(i-Size) |
従来の安全基準 R44から、近年の事故調査や安全テストの結果をもとにさらなる安全性の向上を図る新規格を盛り込んだ欧州の最新安全基準です。これを採用しているチャイルドシートは、生後15か月までの後ろ向き装着や側面衝突対策など、厳しい条件を満たしています。
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詳しくはこちらの記事で紹介しています
チャイルドシートの新安全基準R129/i-Size(アイサイズ)を正しく理解しよう!
参考:国土交通省
3. 絶対に知っておくべき!チャイルドシートの安全な取付方法
チャイルドシートを使う場合、常識として必ず知っておくべきことがいくつかありますが、意外にも世間的にはまだ認知度が低く、間違って使用しているケースが散見されます。ここでは、お子様の安全のために必要なチャイルドシートの取付方法について解説していきます。
3-1. 取付位置は後部座席に設置がマスト!
はじめてチャイルドシートを取り付ける場合、説明書を読まずに行うと、助手席に設置してしまうことが多くあるそうです。目の届く位置に座らせたほうがお世話がラク、という気持ちは分からないでもないですが、これは、大変危険なので絶対におやめください。
その最大の理由は、事故の衝撃時エアバッグが作動し大きく膨張することで、子供が挟まれ潰されてしまう危険性があるからです。また、助手席で子供が大泣きすれば、運転自体に集中力を欠いてしまう場合もあり、運転を続ければ大きな事故に繋がってしまうかもしれません。
チャイルドシートは、取扱説明書に従い、必ず後部座席に取り付けてください。
3-2. 新生児から後ろ向き乗車の期間が長いほうが安全!
新生児~「後向き」にすることで、赤ちゃんの身体を衝撃から守ることができます。いつまで後向きかは、商品によって異なり、1歳頃までが多いですが、可能な限り後向き期間を長くしたほうが安全です!
また、「前向き」は、商品によって使用開始時期は異なりますが、1歳頃からが多く、赤ちゃんの体格に合わせて肩ベルトやヘッドレストの高さを変えて使用する必要があります。
3-3. 取扱説明書や取付動画で必ず確認!
大切なお子様の命を守るために、何より大事なのは「使用されるチャイルドシート専用の取扱説明書をしっかりと読むこと」です。メーカーや商品によって部品の名称やつくりが異なります。正しく設置ができていないとチャイルドシート本来の機能を発揮することができない事や予期せぬ事故に繋がり兼ねません。
取扱説明書以外にも、メーカーによっては取付方法を動画解説してくれている場合もありますのでチェックしてみてくださいね。
> コンビのチャイルドシートの取り付け動画
> アップリカのチャイルドシートの取り付け動画
4. 使用期間の短いベビーシートはレンタルがおすすめ
実際に、新生児から使う赤ちゃん用のベビーシートは、生後1歳頃までの短い期間だけ使うものです。生まれてすぐ退院の時に車でお迎えの場合は、必ず使うものですが、生後1ヵ月頃まではほとんど家から出ません。また、真夏や真冬に生後間もない赤ちゃんを連れて出かけることはあまりないでしょう。使う機会が少ない場合は、レンタルを利用するという賢い選択肢がおすすめです。
ナイスベビーでは、様々な種類のベビーシートを取り扱っています。
『どの商品を選んだらよいか分からない』『商品の使い方が分からない』『こんなときどうしたら良いの?』など、ご不明な点がございましたら、メールやお電話でお問い合わせいただければ、専門スタッフが対応いたします!
0120-15-8181[平日 09:00~18:00]
5. まとめ
チャイルドシートは、万が一事故の際、衝撃からお子様を守るために考えられて設計されています。お子様の月齢や体格に合わせたものを、正しく使用する事で安全性が発揮されます。ぴったりのチャイルドシートを用意して安全なドライブを楽しんでくださいね!
※記事内容は2021年8月現在の情報です。
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