初心者でも安心!エルゴ抱っこ紐の付け方を種類別に徹底解説【画像付】
ママたちからの絶大な支持を集め、今や抱っこ紐採用率No.1とも言える、不動の地位に君臨するエルゴベビー。一度は使用してみたいママ憧れのベビー用品のひとつです。
オシャレママたちの心をくすぐる豊富なカラーバリエーションや、パパにもぴったりフィットする汎用性の高い設計、そして、エルゴがここまで支持される大きな理由として「機能性が高い、肩や腰が疲れにくい」ことが挙げられます。
赤ちゃんが成長するにつれ、その機能性は発揮され、重たくなった赤ちゃんを長時間抱っこしても疲れにくく、肩や腰への負担を軽減してくれます。また、抱き方のバリエーションも豊富で、生活シーンに合わせた使用方法を選ぶことができます。
エルゴ抱っこ紐の高性能を十二分に生かすために重要なのが、正しく装着すること。一歩付け方を間違えると逆にカラダに負担がかかってしまい、腰痛が悪化した、なんてことにもなり得ます。せっかくの機能が生かされず、ただただ使いにくい抱っこ紐になってしまうということだけは避けたいものです。
実際、ナイスベビーにも「肩や腰が痛くなる」といったお問合せをいただくこともあります。装着方法を確認すると間違った装着をしている場合が多く、まずは、正しい装着方法を実践していただけるようご案内しています。正しく装着したところ使用感がグーンとアップした、腰痛が改善されたという声を聞くほど、正しく装着するということは安全に快適に抱っこ紐を使用する上で重要なポイントとなります。
大前提として大切なのは「専用の説明書をしっかりと読むこと」。感覚で装着するのはご法度です!
とはいえ、説明書を読んでも合っているか不安に感じたり、説明書の解読が苦手だったり、お譲りで説明書が付属していなかった方もいるかと思います。
そんなみなさんに向けて今回は、誰でも安全に装着できるよう、エルゴの付け方を細かく解説していきたいと思います。装着時に間違えやすいポイント、ちょっとしたコツ、知っておくと役立つ情報なども紹介していきます。解説と合わせてエルゴベビー公式装着方法の動画も掲載しますので、是非参考にしてください。
では早速、付け方を見ていきましょう!と言いたいところではありますが、まず最初に「本体に破損がないか」を確認してください。
これは新品で購入した方も、お譲りしてもらった方も必ず行ってください。少しでも破損を発見した場合は、直ちに使用を中止して販売店やエルゴベビーに問い合わせましょう。
確認ができことを前提に、ここから一緒に抱っこ紐の付け方をマスターしていきましょう!
こちらの記事をお読み頂ければ、正しい抱っこ紐の付け方を知ることができて、安心してお子様とのお出かけを楽しむことができます。最後までお付き合いくださいね!
1. アダプト・オムニ360の付け方
最初に、エルゴ抱っこ紐のスタンダードタイプ「アダプトとオムニ360」の付け方を解説していきます。どちらも付け方は同じ。まずは、装着前にすべき基本準備を整えてから実際に装着していきます。コツや注意点もともに紹介していますので、しっかりと確認していきましょう。
1-1. 抱っこ紐装着前に必ず行う基本準備
アダプトとオムニ360を装着する前に必ず準備しなければならないのが、抱っこ紐の大きさを赤ちゃんの「体型に合わせる」こと。
この工程を行わないと、どんなに装着の手順が合ってようとフィットせず、安全に使用することができません。しっかりと事前準備からはじめていきましょう!
1-1-1. 身長に合わせてシートアジャスタータブを調節する
自然なすわり姿勢とは赤ちゃんの足が「M字型」姿勢になるのが理想的。赤ちゃんの成長に合わせてアジャスターを調節することで、どの月齢でもM字型姿勢を保つことができます。
では、ウエストベルトの内側についている「シートアジャスタータブ」を赤ちゃんの身長に合わせて調節しましょう!
従来のエルゴ抱っこ紐は、新生児に使用する際にインサート(新生児クッション)で赤ちゃんを包み込んでから装着する必要がありました。しかし、シートアジャスタータブ機能の採用により、赤ちゃんの身長に合わせてアジャスター位置を変更することで、お尻の沈み込みが調整できるので、インサートがなくても新生児期の小さなカラダを守ることができるようになりました。また、股幅が調整できることで、自然なすわり姿勢のM字型姿勢を保つこともできます。
快適な使い心地を実現するために、成長に合わせてアジャスターをこまめに調整するよう心がけましょう。
左右のシートアジャスタータブは必ず同じカラーガイドに留める
画像のように左右のシートアジャスタータブを別カラーガイドに留めるのはNG!股関節脱臼や歪みの原因になりかねません。必ず左右同じカラーガイドに留めましょう。
1-1-2. フロントストラップ・シートアジャスターボタン(スライダー)の調整
シートアジャスターを調整した後は、本体シート前面にあるアジャスターでもシート幅を調整します。シート幅を調整することで、さらに赤ちゃんの体格にあったすわり姿勢を実現することができます。
本体シート前面についているボタン(スライダー)はアダプトとオムニ360によって表記や調節方法が異なります。どちらも前述のシートアジャスタータブと同じタイミングで変更すると良いでしょう。
抱っこ紐で赤ちゃんの「太もも~お尻」を支えられているかがポイントとなります。膝裏まで支えられる位置までシートを調整します。ヒザの位置が少し上に上がった「M字」の状態が理想の姿勢です。
アダプト(フロントストラップ)
左右3つのボタンで3段階のサイズ調整が可能。赤ちゃんの太ももから膝裏までを支えるサイズになるよう、ボタン位置を調整します。サイズ調整をしたら、フロントストラップをループに通してから固定します。
オムニ360(シートアジャスターボタン)/オムニ360 クールエア(シートアジャスタースライダー)
オムニ360はコットンタイプとクールエアで表記が異なりますが機能は同じ。どちらも抱き方のスタイルに合わせてシートを調整しましょう。
・対面抱っこ、腰抱き、おんぶの場合:シートアジャスター(ボタン)を一番外側に調整
・前向き抱っこの場合:シートアジャスター(ボタン)を一番内側に調整
1-1-3. 月齢と状態に合わせてヘッド&ネックサポートを調整
赤ちゃんの月齢に合わせてヘッド&ネックサポートを調整しましょう!
●新生児期はヘッド&ネックサポートを内側に折り込み、下のボタンに留めて使用します。
ここの箇所を外側に折る、上に立てるなどの間違った使い方をされている方が多いようです。
内側にすることにより、首すわり前の赤ちゃんの頭や首周りを厚みのある柔らかいクッションで守ることができるため、必ず内側に折り込みましょう!
●7週目以降は、外側に折り込み、下のボタンに留めます。使用中に寝てしまったら、上のボタンに留め直すと後ろに首が倒れてしまうのを防止します。
1-1-4. キャリアアタッチメントを抱っこ紐に装着
抱っこ紐にベビーウエストベルトを取り付けるためのキャリアアタッチメントを装着します。赤ちゃんに装着するベビーウエストベルトのバックルをこのアタッチメントに装着するための準備です。
1-2. 対面抱っこ【新生児~】
まずは、スタンダードな抱っこスタイル「対面抱っこ」の付け方をご紹介します。街中でもよく見かける抱き方ですが、実は使用方法を誤っている方がたくさんいます。
誤った装着方法は、転落事故など思わぬトラブルにつながったり、体に負担がかかってしまう事も考えらえます。また、対面抱っこは唯一「新生児から使用できる」抱き方です。首すわり前の小さなカラダを守るために、使用時には特に注意が必要です。安全で快適に使用するために、正しい装着方法をしっかりと理解しましょう。
正しい装着方法の流れと各動作のポイントを解説していきます。
1-2-1. 肩ストラップのバックル位置を決める
肩ストラップのバックルが脇の下のあたりにくるように調整しましょう。正しい位置に装着していないことで、肩への負担が大幅に変わってしまいます。装着後にも位置を調節しますが、この時点である程度調整しておくと後の調整がしやすくなりますので、まずはここで一度整えておきましょう。
1-2-2. ウエストベルトを装着する
さぁ、いよいよ装着です。まずはウエストベルトを装着しましょう!
赤ちゃんを抱っこした後に緩まないようベルトをしっかりと締めます。コツはウエストベルトのストラップを左右両手で持ち、上下に揺らしながら引っ張ると弱い力でも締めることができます。
ウエストベルトは『ウエスト』に装着する
左の画像のようにウエストベルトを骨盤につけている方をよく見かけませんか?
この状態では腰に負担が大きくかかってしまいます。重たくて辛いからとベルトを緩めることはむしろ逆!赤ちゃんの位置が下がり、余計に重く感じてしまいます。ウエストベルトは必ずウエスト位置に装着しましょう。
1-2-3. ストラップをまとめる
サイズ調整が可能なため全てのストラップが長めに作られています。体格に合わせてストラップを調整したら、余ったストラップをコンパクトにまとめておきましょう。ストラップをくるくる巻いて、付属されているゴムのループで留めましょう。
余ったストラップを垂らしたままだとどこかに引っ掛けてしまうことも。ストラップはしっかりまとめておくと良いでしょう。
1-2-4. 赤ちゃんにベビーウエストベルトを装着する
赤ちゃんにベビーウエストベルトを装着しましょう。
装着時はキツく締め過ぎず、赤ちゃんが苦しくないよう少しゆとりをもたせて装着してください。長さを調節し、ベビーウエストベルトのストラップの余りをループの外に出したら完了です。
ベビーウエストベルトは日本正規品のみに付属する安心機能。24ヶ月未満の子に使用する際は必ず装着しましよう!
1-2-5. ベビーウエストベルトをアタッチメントに装着する
赤ちゃんのウエストベルトを抱っこ紐のウエストベルトに取り付けたアタッチメントに装着します。
首すわり前の赤ちゃんは、頭と首をしっかりと支えましょう。不安な方はソファや椅子に座りながら行うと安心ですね!
1-2-6. 赤ちゃんを高めの位置に抱き寄せる
赤ちゃんを高めの位置に抱き寄せましょう。
思った以上に高い位置になるかと思いますが、抱っこの位置が下がり過ぎてしまうとパパママの肩腰への負担も大きくなってしまいます。赤ちゃんの位置はおでこにキスできる高さがベストです!
赤ちゃんをしっかりと抱き寄せる
赤ちゃんはママにぴったりくっ付いている状態に抱き寄せましょう。ママの手がのびきった状態はNG!
重いものをカラダに近づけた方が安定して軽く、疲れも少ないのです。ママと赤ちゃんの間に大きく隙間ができているとそこから転落してしまう危険性があるので要注意です。
1-2-7. 肩ストラップを装着する
赤ちゃんを本体シートで包み込みます。
ヘッド&ネックサポートで頭や首を支えながら行うとよいでしょう。赤ちゃんの位置が低くならないよう気をつけながら肩ストラップを装着しましょう。
1-2-8. パラレル装着・クロス装着
アダプトとオムニ360は「パラレル装着」と「クロス装着」の2タイプの装着方法があります。自分の体型や好みに合わせて装着方法を選びましょう!
★ パラレル装着 ★
多くの方が使用しているスタンダードな装着方法です。
肩甲骨の真ん中あたりに胸バックルを留めましょう。両肩の肩ストラップが並行になり、ストラップと胸バックルが綺麗な「H字型」になるのが理想!この位置が変わることにより、肩への負担が大幅に変わりますので注意しましょう。
装着方法は簡単ですが、バックルを背中で留める必要があるためカラダが硬い方や不器用な方には大変なことも。
★ クロス装着 ★
その名も通り肩ストラップを背中でクロスさせて装着します。
右の肩ストラップは左のバックルに、左の肩ストラップは右のバックルに留めたら完了です。アダプトやオムニ360は海外製で日本人の体型には大きい場合もありますが、この装着方法なら小柄なママにもフィットしやすく安心ですね。
パラレル装着は肩ストラップのバックルを上げてみよう
体が硬くバックルが留めにくいという声を聞くことがあります。そんな時は、肩ストラップを少しゆるめにして、頭の方へバックルを引き上げながら行うと留めやすくなります。バックルを留めた後は、肩ストラップをしっかり戻します。肩ストラップを緩めすぎると赤ちゃんとの距離が開きすぎるので注意しましょう。
1-2-9. ストラップを調整する
肩ストラップを引っ張り長さを調整しましょう。
この調整は毎回必ず行います。ママと赤ちゃんとの隙間は手のひらが1枚入るくらいを目安にするとよいでしょう。
さいごに、肩ストラップの長さが左右対称かチェックしましょう。左右非対称だと、一方の肩ストラップにゆるみがある可能性があります。
バックルは必ず安全用ゴムループに通し、残りのベルトは外に出す
バックルは安全用ゴムループに通してから留めましょう。
その後、残りのベルトは必ずゴムループの外に出します。内に入ったままだと、万が一使用中にバックルが外れてしまったときに簡単にゴムループから抜けてしまいます。外に出すことにより、ゴムループにバックルが引っかかり抜けにくくなります。
1-2-10. お尻の位置を整える
赤ちゃんのお尻の位置を整えましょう。
足が出ている部分から手を差し込み、赤ちゃんを抱き上げます。片手でヘッド&ネックサポートを掴み、引き上げます。余った肩ストラップを引き締めて、お尻部分の生地がピンと張った状態になっていれば完了です!
1-2-11. 最終チェックポイント
□ 赤ちゃんの高さはおでこにキスできる位置になっていますか?
→ もう一度確認する
□ 姿勢はゆるやかなCカーブになっていますか?
→ もう一度確認する
□ 脚はM字のかたちになっていますか?
→ もう一度確認する
1-3. おんぶ【生後6ヶ月頃~】
おんぶは、生後6ヶ月頃の完全に首がすわってから使用できます。外出の他に自宅で家事をするときにも便利な抱き方です。
おんぶはママパパから赤ちゃんのお顔や状態が見えにくい抱き方なため、不安を感じる方も少なくありません。正しく装着して、安心して使用できるようにしましょう!
1-3-1. おんぶの手順
[1]片方の肩ストラップを長めに準備
ウエストベルトの位置は、対面抱っこと同様腰ではなくウエストに装着しましょう。その後、片方の腰に抱っこ紐を寄せます。寄せた方と逆側の肩にかける肩ストラップを長めにして準備しておきます。
(例)右に寄せたら、左の肩ストラップを長くする。
[2]赤ちゃんを抱き寄せてベビーウエストベルトを装着する
赤ちゃんを抱っこ紐の真上の位置で抱き寄せて、ベビーウエストベルトを装着します。装着しにくい場合は、ソファーや椅子に座りながら行うのがおすすめです!
[3]本体シートで赤ちゃんを包み込む
赤ちゃんを支えながら本体シートで包み込みます。
ヘッド&ネックサポートを持ち上げて、お尻から太ももに隙間なくフィットさせながら背中に被せるのがポイントです!
[4・5]赤ちゃんと反対側の肩ストラップをかける
長くした方の肩ストラップを抱っこ紐を、赤ちゃんを抱き寄せた側と逆側の肩にかけましょう。
ベビーウエストベルトを装着していますが、赤ちゃんが落下しないよう必ず片手で支えながら行います。
[6]反対側の肩ストラップをかける
肩ストラップをかけた方の手で反対側の肩ストラップを掴み、引き上げた状態でもう一方の肩ストラップを肩にかけます。
[7]背中の真ん中まで回す
お尻を支えながら、背中の真ん中に赤ちゃんを移動させます。
[8]胸バックルを留める
肩ストラップのバックルを留めます。胸ストラップの位置は、ママパパの脇の下の位置に合わせましょう!
[9]ストラップを調節する
肩ストラップの長さを調節しましょう!
ストラップを調節後、少し前屈みになり赤ちゃんのお尻を支えながら背負い直してから再度、肩とウエストベルトを締め直すとしっかりフィットします。
[10]最終チェックポイント
□ おんぶは高い位置でできていますか?
→ もう一度確認する
□ 肩ストラップとウエストベルトはゆるくなっていませんか?
→ もう一度確認する
1-3-2. おんぶの降ろし方
[1]片方の肩ストラップを緩める
片側の肩ストラップを少し緩めましょう。
バックルの先端を上に持ち上げなら押すと緩めやすくなります。落下事故に繋がり兼ねませんので片手で赤ちゃんを支えながら行い、緩め過ぎには十分に気を付けましょう!
[2]肩ストラップを緩めていない方に赤ちゃんを少しずらす
肩ストラップを緩めていない側に赤ちゃんを少しズラしましょう。この時も片手は赤ちゃんを支えるのを忘れずに!
[3]胸バックルを外す
手で赤ちゃんをしっかりと支えたら、胸バックルを外しましょう。
[4]赤ちゃん側の肩ベルトを反対側の手でしっかりと掴み肩から外す
赤ちゃん側の肩ベルトをもう一方の手でしっかりと掴みながら、肩から外しましょう。ここが最も慎重になるポイントです!
掴みが弱くヒヤッとした経験をお持ちのママも多いため、慣れてきたとしても十分に注意しながら行っていきましょう。
[5]赤ちゃんを支えながらもう片方の肩ベルトを外す
赤ちゃんを支えながら、残りの肩ストラップを外しましょう。ベビーウエストベルトを外して完了です。
1-4. 腰抱き【生後6ヶ月頃~】
腰抱きは、首と腰が完全にすわった生後6ヶ月頃から使用可能です。
あまり知られていない抱き方ですが、おんぶと違って赤ちゃんの顔を見ながらあやすことができて、対面抱っこと違って作業がしやすいのが特長です。日頃、抱っこ紐を使用せず赤ちゃんを抱っこするときに自然に腰抱っこしている方は多いのではないでしょうか。ぜひ、腰抱きもチャレンジしてみてください!
1-4-1. 腰抱きの手順
[1]ウエストベルトを左右どちらかに寄せて装着する
ウエストベルトを装着して、どちらか一方の腰に寄せましょう。
[2]肩ストラップを長めに調整する
肩ストラップのバックルを外して、どちらも長めにしておきましょう!
[3]片側の肩ストラップを斜めにかける
ウエストベルトを寄せた方と逆側の肩ストラップ斜めに掛け反対側のバックルに留める。バックルを留めた肩ストラップを頭と腕を通して肩にかけます。
(例)ウエストベルトを左側に寄せたら、右側の肩ストラップを左側のバックルに差し込む。
[4]赤ちゃんを抱っこ紐の中に抱き入れる
赤ちゃんを抱っこ紐の中に抱き入れます。その後、ヘッド&ネックサポートで背中までしっかりとカバーしましょう!
[5]ベビーウエストベルトを装着する
ベビーウエストベルトを装着します。片手で赤ちゃんの背中をしっかりと支えながら行いましょう。
[6]もう一方の肩ストラップを背中側からカラダに巻いて留める
残りの肩ストラップを背中から回して、胴に巻きつけながら反対側のバックルに留めましょう。
[7]肩ストラップの長さを調整する
肩ストラップを締めて長さを調節しましょう。
[8]赤ちゃんの手は自由に動かせる位置にする
赤ちゃんの手は自由に動かせる位置に出して上げましょう。
[9]最終チェックポイント
□ 肩ストラップは背中の胴に巻きついていますか?
→ もう一度確認する
□ 肩ストラップとウエストベルトに緩みはありませんか?
→ もう一度確認する
□ 赤ちゃんの手は自由に動かせる位置にありますか?
→ もう一度確認する
1-5. 前向き抱っこ【生後5ヶ月頃~】
オムニ360は「前向き抱っこ」にも対応しています。まだまだ認知度は低いですが、需要がどんどん高まっている抱き方です。視力が発達して、周りのモノに興味を持ち始めたら前向き抱っこ紐チャレンジしてみてください!好奇心旺盛の子には特に喜ばれる抱っこです。
1-5-1. 前向き抱っこの手順
[1]シートアジャスターを内側に調節
シートアジャスターを「内側」に調整しましょう。
メッシュタイプは下にスライドさせます。コットンタイプはグレーのボタンに留めます。
対面抱っこやおんぶ同様、シートの幅が広い状態だと赤ちゃんの股や足も広く開いてしまい、シートとの間に隙間ができてしまいます。前向き抱っこの場合も、理想的なM字姿勢を保つためにシートの幅は狭く調整しましょう!
[2]ヘッド&ネックサポートを外側に折り曲げる
ヘッド&ネックサポートは必ず外側に折り曲げ、下のボタンに留めましょう。上に上げた状態ですとクッションが口を塞いでしまい窒息事故の原因になりかねませんので要注意です!
[3]ウエストベルトを装着して、緩まないようしっかりと調節する
ウエストベルトは腰ではなく、ウエストに装着しましょう。その後、緩まないようにしっかりと調節しましょう。両手でストラップを持ちながら左右同時に行うと締めやすくなります。
[4]ウエストベルトを装着して、緩まないようしっかりと調節する
赤ちゃんを抱き寄せて、ベビーウエストベルトは背中側で留めましょう。
[5]赤ちゃんを本体シートで包み込み、背中でバックルを留める
両方の肩ベルトを装着したら赤ちゃんを本体シートで包み込み、背中でバックルの長さを調整しながらしっかりと留めましょう。
[6]肩ストラップを調節する
肩ストラップを引っ張り、長さを調節しましょう。
[7]おしりの位置を調整する
赤ちゃんのお尻を少し持ち上げ、位置を調整しましょう。
[8]最終チェックポイント
□ 赤ちゃんの顔がしっかり出ていますか?
→ もう一度確認する
□ 赤ちゃんのつむじにキスできる高さですか?
→ もう一度確認する
1-6. フードの使い方
アダプトとオムニ360にはフードが付属しています。先輩ママの中でも「フードが付いているの知らなかった・・・」という方が多くいるようです。あまり知られていない機能ですが、雨やエアコンの風、授乳時の目隠しなど実はあって良かったと様々なシーンで活躍しますので、是非活用していきましょう。
フードは「対面抱っこ」と「おんぶ」のときに使用可能。取り付けはとっても簡単♪3ステップでご紹介します。
[1]ヘッド&ネックサポートを上のボタンに留める
ヘッド&ネックサポートを折り曲げている場合は、広げて上のボタンに留めましょう。ヘッド&ネックサポートの上にフードが被るため、必ず上にあげるようにしてください。
[2]ポケットからフードを取り出す
エルゴベビーのロゴの上にあるポケットからジッパーを開けて、ポケットからフードを取り出しましょう。
[3]フードのボタンを抱っこ紐につける
フードのボタンを抱っこ紐のボタンに留めたら完成!とっても簡単ですよね。授乳ワンピースを着れば、抱っこ紐を外すことなく授乳することもできるので外出時にも安心です!
ただし、抱っこ紐の中に熱がこもりやすくなりますので、使用する際は体温調節に気をつけながら使用しましょう。
2. エンブレースの付け方
新生児期に特化した抱っこ紐「エンブレース」。エンブレースは、対面抱っこと前向き抱っこの2パターンの使い方ができます。赤ちゃんの抱っこの向き以外はどのパターンも装着方法は同じ!
前述のアダプトやオムニよりもシンプルな構造ですが、首すわり前の子に使用することが多い抱っこ紐なだけに不安要素も多いようです。
ここからは、新生児にも安心して使用できるようエンブレースの付け方を詳しく紹介していきます!
2-1. エンブレース装着前の基本準備
エルゴベビーのロゴを自分側に向くように持ちます。
身長58.4cm未満の場合は、ウエストベルトを手前内側へ2回折り返しましょう。それ以上の場合は、折り返さず装着します。
2-2. エンブレースの装着手順
2-2-1. ウエストベルトを装着する
ウエストベルトは腰ではなく、ウエストに装着しましょう。カチッと音が鳴るまでバックルを留めて、しっかりと締めます。ベルトを装着したら、本体シートのお尻があたる部分を中央へギュッと絞ります。
2-2-2. 赤ちゃんを高めの位置で抱き寄せる
赤ちゃんを高めの位置に抱き寄せましょう。
思った以上に高い位置になるかと思いますが、抱っこの位置が下がり過ぎてしまうとパパママの肩腰への負担も大きくなってしまいます。赤ちゃんの位置はおでこにキスできる高さがベストです!
2-2-3. 肩ストラップをクロスに装着する
肩ストラップを背中でクロスしてバックルに留め、赤ちゃんをしっかりと抱き寄せらせる長さにストラップを調整します。
赤ちゃんの手は肩ストラップのバックルよりも上に!
赤ちゃんの両手は必ず肩ストラップのバックルよりも上の位置から出してあげましょう。バックルよりも低い位置にあると抱っこ紐の隙間から落下してしまう危険性が高まります。上記の左は誤った装着の写真です。赤ちゃんの手がバックルよりも下になり、姿勢が崩れてしまっています。画像右は正しく装着した写真。赤ちゃんがしっかりと安定しているのがわかります。
2-2-4. 肩ストラップを広げる
肩を包み込むように肩ストラップを広げましょう。必ず赤ちゃんを支えながら行うようにしてください。
2-2-5. 最終チェックポイント
□ 赤ちゃんのつむじにキスできる高さですか?
→ もう一度確認する
□ 赤ちゃんの手は肩ストラップのバックルよりも上に出ていますか?
→ もう一度確認する
首がすわったら前向き抱っこもできる!
前向き抱っこは、完全に首がすわった生後5~6ヶ月頃から使用できます。
赤ちゃんの向き以外の装着方法は対面抱っこと変わりません。赤ちゃんのつむじにキスできる位置に抱き寄せて、抱っこ紐で赤ちゃんの口を塞がないようお顔が完全に外に出ている状態に調節しましょう。
3. 付け方だけじゃない!抱っこ紐を使用する際に知っておくべきこと
これまで抱っこ紐の付け方をご紹介してきました。快適に安心して抱っこ紐を使用するためには、付け方以外にも知っておくべきことがあります。これを知っているかどうかで使いやすさや満足度がぐんと上がりますのでぜひチェックしてください!
3-1. たたみ方
抱っこ紐を外出先で使用されるという方は多いですよね。そんな時に困るのが、使用していないときは邪魔・・・ということ。ただでさえ、赤ちゃんとの外出は荷物が多くなりがち。できるだけコンパクトにできたら嬉しいですよね。それでは、コンパクトに畳んでいきましょう!
3-1-1. 肩ストラップを半分にして内側に折りたたむ
肩ストラップを半分にして内側に折り込みましょう。バックルやストラップを内側に入れておくとスッキリとします。
3-1-2. ウエストベルトに向かってクルクル丸める
ウエストベルトに向かってクルクル丸めていきましょう。少し強めに丸めていくと崩れにくくなります。
3-1-3. ウエストベルトを被せてバックルを留める
はみ出ているウエストベルトを被せて、バックルを留めましょう。
崩れないようにバックルをキュッと締めたら完成です!これならちょっとした外出にも躊躇せず持っていくことができますね。
3-2. お手入れの仕方
エルゴベビーの抱っこ紐は、全て洗濯機で丸洗いが可能です。特に汗をかきやすい夏場は洗濯頻度が増えると思います。いつでも快適に使用するためにお手入れ方法もチェックしていきましょう!
3-2-1. 全てのバックル&着脱テープを留める
全てのバックルと着脱テープを留めておきましょう。ゴムループ(まとめゴム)は全て外しましょう。外さずに洗濯してしまうとゴムが伸びやすくなってしまうので要注意!
3-2-2. バックルが内側になるように畳んで洗濯ネットに入れる
全てのバックルが内側になるように畳んで洗濯ネットに入れましょう。抱っこ紐と同じくらいの洗濯ネットを使用すると型崩れしにくくなります。
冷水弱モードと中性洗剤で洗濯しましょう。洗濯機から出したら「陰干し」で乾かしてください。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。
エルゴ抱っこ紐の付け方は分かりましたか?まずは、赤ちゃんを抱っこせず装着の練習をしましょう!少しでも不安要素がある場合は、使用せず練習を繰り返してコレで大丈夫だなと思えてから本番に挑むと安心です。
抱っこ紐を正しく使用して、安心安全にお子様とのお出かけをお楽しみください♪
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