義務は5歳まで!チャイルドシートは何歳まで必要か本当の判断基準
子どもの成長と共に、チャイルドシートが窮屈になってきたり、座らなくなってきたり…。
そろそろ取り外そうかな、と考えてはいませんか?
車内の設置スペースもそれなりに必要なので、すぐにでも取り外したいと思うママやパパは少なくはありません。
しかし、チャイルドシートの着用義務は6歳の誕生日を迎えるまでと法律で定められています。
当然この義務を怠れば違反として処罰の対象となります。
6歳以上であれば装着義務はないため、当然着用しなくても罰せられることはありません。
しかし、安全性を第一に考えると、年齢よりもお子様の体重や身長を基準にして、6歳を過ぎても体が大きくなるまでは装着しておくことをすすめます。
ではなぜ、年齢で判断するより子どもの体格を基準にした方が安全だと言えるのか、取り外した場合の危険性などと共に徹底的に解説します。
さらに「何歳からジュニアシートに切り替えるの?」「5歳を過ぎた子どもには何を使えばいいの?」などよくある疑問についても回答していきます。
こちらの記事を読んで頂ければ、チャイルドシートはいつまで必要なのか、外す前に知っておくべき正しい使用期間や切り替え時期が分かり、正しい判断をすることができます。
すぐにでも取りはずしたいと思っているママパパ!取り外す前に、この記事を必ず読んでくださいね!
1. チャイルドシートの着用義務は6歳の誕生日を迎えるまで
チャイルドシートの着用が義務は6歳未満。
6歳の誕生日を迎えるまではチャイルドシートを着用しなければいけないということになります。
では、そのルールは、一体どのくらい守られているものでしょうか?
警視庁が実施しているチャイルドシート使用状況調査を見てみましょう。
※最新の調査結果は2022年実施のもの
1-1. チャイルドシート使用状況調査
調査結果では、6歳未満の使用率は74.5%
年々少しずつ使用率は上がってきているものの、未だ約25%が未使用というのが現実です。
特に、5歳児の使用率は他の年齢層と比べるとかなり低いことがわかります。
◎ 子どもが大きくなり、ハーネスがキツくなってきた
◎ 子どもが座りたがらない
◎ 周りのママ友は外していてまだ使っているの?と思われたくなかった
といった事が一要因となっています。特に「子どもが座りたがらない問題」は、多くのママが悩まされている"子育てあるある"のようです。
1-2. チャイルドシート未使用の危険性
警視庁の調査によると、チャイルドシート不使用時の致死率は適正使用時の場合の約4.6倍高くなっています。この割合からも、チャイルドシートを着用しない状態でお子様を乗せることがいかに危険であるか、ご理解いただけるのではないでしょうか。
チャイルドシートがない状態で急ブレーキをかけた場合、シートベルトでは子どもの小さい体を守ることができず、衝撃で吹っ飛ばされ顔や頭部をフロントガラスにぶつけてしまうかもしれません。このような非常に危険な状態で大切なお子様を同乗させることになります。
もしもを想定して安全な状態にしてあげることが親の役目なのです。
事実、そのような事故はたくさん起きています。どんなにお子様が嫌がっても必ずチャイルドシートは着用してください。
2. チャイルドシートの切り替えは体型に合わせて
2-1. 急がない!ジュニアシートへの切り替え時期
チャイルドシート | ジュニアシート |
■身長:100㎝以下 ■体重:9~18㎏ ■9カ月から4歳頃まで ※一部商品、新生児から使用可能 |
■身長:135㎝以下 ■体重:15~36㎏ ■4歳頃から12歳頃まで ※一部商品、異なる場合あり |
幼児用のチャイルドシートを使用している殆どの方が悩む、ジュニアシートへの切り替え時期。
メーカーや商品によって使用期間は異なりますが、ほとんどの幼児用チャイルドシートの対象身長は「100㎝以下まで」となり、ジュニアシートの対象体重が「15㎏から」となっています。つまり、ジュニアシートへ切り替えるタイミングは身長101㎝以上、体重15㎏を超えてからとなります。
年齢による目安は4歳頃となりますが、実際は2~3歳頃に狭く感じることが多いようです。そのため、2歳半~3歳の早い時期にジュニアシートへ切り替えるケースが多くみられます。
しかし、あまり早い時期でのジュニアシートへの切り替えは推奨できません。
ジュニアシートはチャイルドシートよりも簡易的な作りをしていて、車のシートベルトを使って子どもを固定しています。
そのため、大きくなるとバックルを自分で外せるようになったり、勝手に抜け出してしまうことも考えられます。また片側の鎖骨と左右の骨盤の3か所で衝撃を分散する3点式ベルトで固定するため、シートベルトが適切な位置にない場合、万が一のときに首や腹部を圧迫してしまう危険性があります。
可能な限り幼児用シートを使用して、きちんと座ることの習慣づけを行ってからジュニアシートへ切り替えるのが安心です。
2-2. 身長140cmになるまではチャイルドシートの着用を!
法的な義務期間が終わり6歳になるとチャイルドシートを卒業してシートベルトを使用するケースが多いと思います。
しかし、一般的に車のシートベルトは「身長140㎝以上」の体型に合わせて設計されています。
身長が満たない状態でシートベルトを使用すると、上のイラストのように、お子様の首の位置にシートベルトがあたってしまいます。
万が一、事故が起こった場合、衝撃により首を傷つけてしまう大事故になる危険性があります。守るための装備が逆に凶器になる恐ろしい事態です。
単純に年齢のみで判断するのは、このようにとても危険なこと。
チャイルドシート卒業のタイミングは、必ずお子さまの体型で判断するようにしてください。
140㎝を超えるのは男女ともに平均10歳頃になりますので「義務がない=安全・使わなくてもよい」と判断するのは間違いなのです。年齢ではなく、子どもの体格を基準にするのが正しい判断でしょう。
身長もしくは座高が足りない場合は、シートベルトが正しく使用できる状態になるまでジュニアシートやブースタータイプのジュニアシートを使用し続けましょう。
3. ジュニアシート2つのタイプ
ジュニアシートには背もたれ付きのタイプとブースタータイプの2タイプがあります。
まだ体の小さい3歳頃から使い始める場合は、必ず背もたれ付きを選んでください。さらに、5点式ハーネスであれば小さなお子様をしっかりホールドしてくれるので安心です。
6歳になった時点では、ほとんどのお子さんは身長140cmに達していないと思います。
法的な着用義務はありませんが、身長が満たないうちは、お子さまの安全を守るためにブースターを使用しましょう。座り位置を高くすることで、正しい位置にシートベルトを付けることができます。
Type1:安心感のある背もたれ付き
★特長★
・3歳から12歳頃まで使用可能
・安全性が高い
・長距離運転でも疲れにくい
・子どもが寝ても体が安定する
・長く使える
・5,000~30,000円
Type2:持ち運びやすいブースター
★特長★
・3歳から12歳頃まで使用可能
・持ち運びやシートベルトの取り付けが簡単
・車のリクライニングが使える
・大きくなっても使いやすい
・1,500~3,000円
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4. まとめ
いかがでしたでしょうか。
チャイルドシートの着用は法律で6歳未満と義務付けられていますが、お子様の安全を第一に考えると6歳を過ぎた後も着用し続ける必要があります。「義務がない=安全」ではなく、お子様の成長スピードや体型に合わせてママやパパが正しい判断をすることが大切です。
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