生後間もなくお宮参りの準備をして無事に終わった!と、ほっとしているのも束の間、翌月あたりからは「お食い初めはどうする?」という声が聞こえてきます。お宮参りは知っていたけど、お食い初めは赤ちゃんが生まれてから初めて聞いた、という方も多いかもしれませんね。
赤ちゃんのすこやかな成長を願って、生後100日目頃に行う伝統行事「お食い初め」。赤ちゃんの歯が生え始める頃に「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて、赤ちゃんにごちそうを食べさせるマネをする儀式は、一生に一度の大切な伝統行事です。
地域によっては「箸初め」「箸揃え」「真魚(まな)始め」「歯がため」「食べ初め」などとも呼ばれ、生後100日頃にお祝いすることから「百日祝い(ももかいわい)」「100日祝い(ひゃくにちいわい)」とも呼ばれます。
今回はお食い初めについての基礎知識、お祝い膳の内容や手順、また、お祝いの席にぴったりなかわいい衣装も合わせて紹介してきます。
初めてのママパパでもわかりやすく解説していきますので、お食い初めのHOW TOを一緒に見ていきましょう。
目次
1. 一生食べ物に困らないように…と願う生後100日のお祝い
お食い初めは古くから伝わる伝統行事。年月を経て形も変わってきていますが、子供の成長を願う親の気持ちはいつの時代も変わりません。ここでは、お食い初めの基礎知識、お祝い膳について、お祝いの手順などについて解説していきます。
1-1. お食い初めの歴史、基礎知識
お食い初めの歴史については諸説ありますが、平安時代、生後50日に赤ちゃんに餅をたべさせる儀式があり、それがお食い初めの始まりと言われています。のちにそれが100日になり、鎌倉時代には餅が魚になり、と変化を重ね現代のスタイルになっています。
今こそ赤ちゃんはあっという間に100日を迎えますが、昔は赤ちゃんが無事に成長することが難しく、色々な節目で赤ちゃんの成長を願うお祝いが行われていました。
「食べることに困らないように」と、赤ちゃんの健やかな成長を願いは昔も今も変わらず、現代でも同じ願いを込めた儀式として継承され続けています。これからもずっと継承していきたい日本の素晴らしい伝統文化ですね。
1-2. お祝い膳の内容とその意味
この時期の赤ちゃんはまだ固形物は食べることができないので「お食い初め」とは、赤ちゃんに初めて食べ物を食べるマネをさせる儀式です。
お祝い膳にはたくさんの料理を用意しますが、それぞれに意味を持っています。お食い初め膳では、日本の昔ながらの食事「一汁三菜」を基本とし、ご飯・汁物・おかず3品(焼き魚・副菜・香の物)を用意するのが一般的です。地方により食材は異なりますが、どれも縁起が良いという意味合いの込められた料理です。では、主な料理の内容とその意味をみていきましょう。
「めでたい」という語呂や、鯛の衣は魔除けの赤、身は白で紅白であることから、お祝い事には欠かせない魚です。
赤には魔除けや厄払いの力があると言われています。
貝(はまぐり)は良縁を意味し吸い物は「吸う」力が強くなるようにという意味が込められています。
縁起の良い意味合いを持つ食材や色合わせ、旬の食材など地域により様々な食材を用いて作られます。
おめでたい紅白のなますや、梅干しにはしわしわになるまで長生きするようにとの意味が込められています。
三菜のほかに歯固めの石も用意します。強い歯でしっかり噛み丈夫に育ってほしいという願いが込められてます。
1-3. お祝いの手順
お食い初めの儀式は「養い親」が赤ちゃんに食べさせるマネをします。長寿をあやかるという意味で、身内の最年長者が養い親となるのが、古くからのしきたりです。現在では、祖父母に頼むことがほとんどのようですが、養い親にこだわらず、ご両親が行ったり家族みんなで行うなど、それぞれのご家庭のやり方で行えば、思い出深い一日となることでしょう。
お食い初め儀式は「ご飯→汁物→ご飯→魚→ご飯→汁物」の順番で赤ちゃんに食べさせるマネをします。これを3回繰り返した後に「歯固めの儀式」を行います。歯固め石に触れた箸先を赤ちゃんの歯茎に軽くあて、丈夫な歯が生えるよう願いを込めて行います。
儀式の後は、家族みんなで食事をしながら楽しい時間を過ごしましょう。
1-4. お食い初めの食器
お食い初め膳では、漆器や素焼きのお椀を、お箸は白木を使うのが一般的です。男の子には外側、内側共に赤色の漆器、女の子には外側が黒色、内側が赤色の漆器を用意します。地方によっては色が逆の場合もあるようですので、必ず確認をしてから間違いのないように準備をしましょう。
最近では、その後の離乳食でも使える木製などのかわいい食器もあります。お食い初め漆器はお宮参りの際に神社から贈られる場合もありますし、レンタルを利用するのもおすすめです。せっかくのお祝いなので、是非専用の漆器を使っていただきたいと思いますが、ご自宅にある食器を使われても問題ありません。ご家庭のスタイルに合う食器を選んでくださいね。
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2. 特別な衣装で思い出に残る100日のお祝いをしましょう
SNSで100日祝いのキュートなベビーアートがたくさん投稿されているのをよく目にします。実際のお祝いではママ、赤ちゃん共に普段着で行う事が多いのですが、最近では主役である赤ちゃんに、簡単着脱ができるベビー着物を着せて特別な日として思い出に残すママが増えているようです。
2-1. 100日から着られる可愛いレンタル衣装
ナイスベビーでは、お食い初めや初節句、お正月や誕生日などのお祝いにピッタリな可愛い衣装のレンタルを用意しております。特別な日だからこそ、特別な衣装で、今だけの可愛い姿を思い出に残してみてはいかがでしょうか。今しか着させることのできないとっても可愛い衣装ですので、是非利用してみてくださいね!
ナイスベビーではベビー用品に関するお電話での相談を承っております。レンタル衣装やお食い初め漆器についての疑問、不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。
0120-15-8181[平日 09:00~18:00]
2-2. 思い出の写真をいっぱい残そう!
お祝いの記念に写真もたくさん撮って思い出に残しましょう!
記念写真のスタンダードなイベントとしてお宮参りがありますが、それ以外でも最近では写真スタジオでも様々プランがあり、100日祝いもそのひとつです。
おすすめなのは出張撮影。自宅までカメラマンが来てくれて、家族の思い出の瞬間をたくさん写真に収めてくれます。プロならではの目線で素敵な写真がたくさん残せますよ!可愛い衣装を着て思い出をいっぱい残しましょう!
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3. まとめ
お食い初めについての疑問や不安、少しでもやわらぎましたでしょうか?
お祝い膳や手順、準備するものがあり、少し大変ではありますが、堅苦しくする必要もありませんので、是非家族みんなで楽しくお祝いをしてあげましょう!
お食い初めは古くから伝わる素晴らしい日本の伝統行事。これからもずっと永く守っていきたいですね。素敵な思い出となりますよう心からお祈りいたします。
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